2009年1月アーカイブ
危機管理
松の内も終わり、正月気分はすっかり無くなり、
本格的に仕事が動き出しました。
さて、今回は、危機管理についてお話したいと思います。
私は危機管理の専門家ではないですが、
心配している危機が2つあります。
一つは、新型インフルエンザです。
恥ずかしながら、正月明けに風邪を引いてしまい、
記憶では10年以上はなかったと思いますが、
事務所を休みました。
周りからは年のせいといわれて落ち込みました。
すぐに近所の内科を受診し、インフルエンザでないことは
判ったのですが、家内、娘にもどうやら移ってしまったようで、
次々と風邪の症状を訴えてきました。
家族は、私より体力があるようで、だれも寝込みませんでした。
その時思ったのですが、
単なる風邪で、マスクなどで極力移さないように注意して
いたにも係わらず移ってしまいましたので、
これが、新型インフルエンザであれば、感染を食い止めることは
相当困難だろう、ということです。
いざ、流行した時に、全てを投げ出すことなく、
皆さんからご依頼頂いた仕事を全うしようと思えば、
職員の出勤方法や、お客様との接触方法、資料の受け渡し方法など、
考えておかないといけないことが一杯浮かんできました。
ネットは繋がるのでしょうか、電話は、宅配便は、タクシーは?
あらゆる事態を考えておこうと思っています。
東京商工会議所が対策のガイドラインをネットで公表されています。
判りやすいと思います、ご参考まで。→ influenza.pdf
もう一つは、戦争です。
新型インフルエンザに比べれば、緊急性は高くないかも
しれませんが、始まれば、そのインパクトの大きさは
計り知れないものがあります。
この事については、次回に譲りたいと思います。
危機管理の専門家の話では、
準備は無駄に終わる事が最も良い危機管理であると、
聞きました。
正しく的を射ています。起こらないかもしれない、
無駄になっては困る、と思えば、何も準備ができません。
「無駄に終わればそれで良し」と思えばしっかり準備できます。
新型インフルエンザであっても戦争であっても、
企業として、お客様と共に、しぶとく生き抜きたいと思っています。
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二話~
前回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~では、
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子ですね。
今回の第二話からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂きましょう。
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12月某日。
約束の時間、約束の場所へと私は来ていた。
ネットで見つけた会計事務所。
HPから印刷をした地図を見て確認する。
御所の南側で、グレーの壁のビル・・。
「・・・ここ、やんなぁ・・。」
近い、という理由だけで選んだその事務所は・・なかなかに立派だった。
少し・・いや、かなり緊張する。
先日相談の予約をするためにかけた電話をとったのは女の人で・・・
まぁ、感じは良かった。
(もっとツンケンした感じの対応を思い浮かべていただけに)
その時は、『あ、怖くなさそう』と安心したのだが・・。
「・・・あかん、やっぱ来うへんほうが良かったかも・・。」
すこし、怖じ気づく。
・・・しかし、約束の時間までもう5分も無い。
(・・・まぁ・・。悪徳商法やないんやし・・。
合わへんと思ったら、やめたらええんやし・・。)
よしっ、と気合いを入れて事務所へと続くであろう2階へと向かった。
第3話へ続く。
税制改正大綱から(その1)
財務事業部です。
今回は、昨年12月に発表された「平成21年度税制改正大綱」から
思うところを少し・・
かねてより話題になっており、今年度改正の目玉になるはずだった
相続税の「遺産取得課税方式」が、当面の間先送りということになりました。
そんな中で「おっ!」っと目に止まったのが、
「欠損金の繰戻し還付の復活」です。
(あくまで、中小法人等に限り、ですが。)
平成4年4月1日以降終了事業年度からこの方、
法人設立や解散時等の特例を除き、
私が当事務所入所以来ず~っと適用停止の繰り返しで、
制度として存在しているのはもちろん知っていましたが、
動き出すのは初めてです。
まず、当期の赤字ありきということなので、
この制度の適用が受けられるのは、
企業として、決して望ましいことではないのでしょうが、
従来では払いっぱなしになっていた税金が、
全額ではないにしても還付されるのは、
多少なりとも資金繰りの助けになってくれることと思います。
同じく長い間適用停止になっている制度として、
土地重課がありますが、こちらは今回も、
適用停止期限が延長されるようで、
逆に一安心というところでしょうか・・・
今年の好材料
世界的な不況の中にあって、好材料は何かないか?
との問いかけに対して、
経済専門家が回答を寄せるメールマガジンを読みました。
作家の村上龍氏が主催されているサイトです。
その詳細は、
メールマガジンを参照(http://ryumurakami.jmm.co.jp)していた
だければ良いと思いますが、意外にあるものですね。
私の感覚では、10人ほどの回答者の中で、
「何もない!」と回答される方が数人はおられると思っていたのですが、
一人もおられませんでした。
読み終えた後の感想は、感謝の気持ちでいっぱいでした。
・悪いことは2008年に全て出尽くした
・アメリカの政権交代
・日本の政権交代
・パナソニックによるサンヨーの買収成立
・キリンによる積極的な企業買収
などなど。
言われてみれば、なるほど!と思うものばかりです。
すっかり、萎えかけていた気持ちを持ち直し、
改めて不況後に目を向ける勇気をもらいました。
そして、前向きな目線でニュースにふれてみると、
同じニュースでも明るい判断ができることが判りました。
例えば、円高です。
輸出型の日本にとって円高はマイナス効果の方が多いと
言われていますが、
一方で、世界マーケットの強烈な円への信頼の結果です。
何も、日本をつぶす為に円を買うなどという
不合理な投資家はいないはずです。
この円高、信頼を活用した円の活躍はいくらでもありそうです。
また、マネーゲームの終焉は、
地道な開発型製造業への回帰を促すものであり、
日本に取って本来不利なものではありません。
世の中悪い事ばかりではありません。
見方一つで、大切なチャンスを見逃さないよう、頑張りましょう!
◆おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~
前回、会計事務所を見つけた小町さんでしたが・・・。
その後、無事連絡を取り、相談することができたのでしょうか。
ちょっと様子を見てみましょう。
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「・・・えっと、今日の天気は『曇り』気温は・・『10度』・・
お客は・・・女性客が多め・・やったなぁ・・。」
本日のデータを支払用に用意した現金出納帳に書きとめる。
領収書を整理し、出金額と照合した。
どうしても合わない端数は「過不足」分として処理しておく。
売上の入金分は、これまた入金用にと用意した現金出納帳と照合し、
一致することを確認。
その後、忘れないうちにと本日分の売上金として銀行へ振込に行った。
「・・・あとは・・何があったかなぁ?
通帳の記帳には3日前の木曜日に一回行ってるから・・
次は・・明後日の水曜くらいに行っておけばいいし・・。」
今日中に処理すべきことを一つ一つ思いだしながら、これは済み、
これはまだ大丈夫、と確認していく。
「・・・よっしゃ。ほなこれで今日の分の処理は終わりやな。」
開けていた帳簿類や通帳を閉じて片付ける。
チェック済みの領収書は金庫へとしまっておく。
「だいぶ、この作業に慣れてきたなぁ・・。」
会計事務所に相談に行ってはや3週間。
教えてもらった通りにこなせるようになってきた。
慣れてしまえば、後は単純に繰り返しの作業なので時間も
以前ほどかけずに済むようになっていた。
きちんと処理をするようになって、毎日の積み重ねが大事だと
改めて実感する。
以前は『またあとで』『面倒やし適当でいいか』そんな処理だったので
尚更だ。
あれでは時間がかかって当たり前、というかあんなどんぶり勘定で
店をしようとしていたことが少し恥ずかしい・・・。
「・・・っていうか、あれを先生に話したっていう自分の過去を消したい・・・。」
きっと、海苔巻さんも呆れてたと思う。
にこにこ笑ってたけど、内心苦笑してたんじゃないかと思う。
(私が相談受ける立場やったら顔に出してたかもしれん。)
「さすがプロの先生やわ・・・。」
・・・思わず変な感心の仕方をしてしまった。
「・・・とりあえず、月々の帳面が出来たら
その都度持って行くってことやったし。」
次に報告に行くときは、少しは褒めてもらえるだろうか。
「なんか先生に宿題を提出するみたいな気持ちやなぁ・・。」
苦笑しつつ、食卓兼事務机の上を片付け始める。
「・・・あいたたた・・・。」
・・・・・腰にキた。
腰を拳でとんとん、と叩きながら作業を続ける。
「なんか、どっと老けた気がする・・。」
どうやら同じ姿勢で帳面を付けていたので
身体が固まってしまったようだ。
片付けを終えると、伸びをして身体をほぐす。
首をまわすと、音が鳴った。
(さっさとお風呂入って今日はもう寝よう。)
・・・・・こうして、私の一日は過ぎていったのだった。
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どうやら、うまくいっているようですね。
以前の様に、「どうしたらいいのかわからへんっ!」と
頭を抱えることも無くなったようです。
では、小町さんはどのようなアドバイスをもらったのでしょうか?
少し、時間を巻き戻して見ていくことに致しましょう。
第2話へ続く。



