2009年4月アーカイブ

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十五話~

今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第15話!!

 

前回までで現金出納帳の話は終わり、

今回「たんとさん」は預金について学んでいるようです。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~では、

おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。

徐々に事務仕事にも慣れた様子です。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二話~

からはすこし時間を巻き戻して、

会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。

 

引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。

 

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『それでは、ここまでで現金の出納帳の説明は終わりましたから・・

次は預金についてお話することにしましょうか。』

 

「預金、ですね?よろしくお願いします。」

 

メモを片手に改めて聞く体勢を取る。

 

『それでは・・まずは質問なんですが・・。

小町さん、貴女は預金通帳をいくつ持ってらっしゃいますか?』

 

「通帳、ですか?・・・ええと、普通のですよね?」

 

定期預金とかは関係ないはず・・と確認してみる。

 

『はい、普通口座の預金通帳です。・・・お一つだけでしょうか?』

 

・・・・何かマズイのだろうか・・。

おそるおそる頷く。

 

『ああ、やはりそうですか。ではまず、もう一つ通帳を用意するところから

始めないといけませんね。』

 

「・・・通帳は別にもう一つあった方がいいんですか?」

 

本当はあまり口座をたくさん持ちたくはないのだが。

・・・・把握できなくなるから。

 

『はは、ちょっとご不満な様ですね?』

 

・・・顔に出してしまったようだ。

 

「・・いえ、・・いや・・・まぁ・・はい。」

 

ごにょごにょと口ごもりつつも最終的に肯定した私の様子を見て、

海苔巻さんが苦笑する。

 

『お気持ちは分かりますが・・・

商売をするにはその方が何かと管理しやすいんですよ。』

 

「・・・・はぁ・・でも、2つもあったらややこしい気がするんですけど。」

 

しぶとく食い下がる私に説明するべく、海苔巻さんは口を開いたのだった。


第16話へ続く。

仕送りと贈与税

学生の街京都らしく、通勤電車の車内は、

いかにもといった感じの初々しい学生たちでいっぱいです。

 

昨年の4月に、独立行政法人日本学生支援機構が発表した

調査結果によると、京阪神で下宿する大学生の学費を含めた

生活費の平均は年間約220万円、

首都圏では約250万円もかかるそうです

 

さて、前回に続き贈与税のお話です。

 

東京の大学に通うことになった子供に、

毎月銀行に振り込むのが面倒だからと、

まとめて240万振り込んで渡す場合と、

毎月20万ずつ振り込んで渡す場合、

年間にすると同じ240万円ですが、贈与税の課税はどうなると思いますか?

答えは、毎月20万ずつならOKですが、240万円まとめて渡すと贈与税が

課税される場合も有ります。

 

扶養義務者(親子)間の生活費や教育費については、

通常必要な範囲なら贈与税は課税されませんが、

一度に渡すと贈与税が課税される場合が有ります。

ポイントは必要な都度渡すこと。何事も面倒がってはダメということです。

 

今年は、固定資産税が3年に一度見直しされる年です。

来週はその固定資産税についてお話したいと思います。

 

追加経済対策

4月8日に政府・与党の追加経済対策が発表されました。

総額15兆円の財政支出、事業規模で56億円です。

そのお金はどこから捻出するのか、などと小言は言わず、

素直にその効果を期待したいと思います。

 

中でも、住宅を取得する場合の贈与税非課税枠の拡大は

結構インパクトがあると思います。

 

過去にも、住宅の取得に際しての贈与税の減税特例はありました。

実際に当方で申告を代行したことも結構あります。

 

なんと言っても住宅の取得は一生で一番大きな買い物ですよね。

その取得を、両親や祖父母が支援する制度で、

消費の拡大に寄与すると思われます。

 

また、エコカーへの買い替えに対する補助金や

省エネ家電の購入支援などもあります。

 

これだけの経済対策を実施すれば、それなりに消費が刺激され、

景気がそこ打つと期待しているのは私だけではないと思います。

 

おまけに、世界中で同じような緊急経済対策を実施しているのですから、

遅くとも、今年中には効果がでてくるのではないかと言われている、

経済評論家も沢山おられます。

 

同時に発表された「街角景気」も下げ止まり感がでてきたようです。

 

新聞やメディアの口調はどの対策にも、

常に疑問符を付けたような論調になりますが、

ここは思い切って経済対策の効果を期待しましょう。

そして、景気回復期に思いっきり走り出せるように

準備をしておきたいと思います。

 

税理士法人 久保田会計事務所

税理士 久保田博之

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十四話~

今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第14話!!

 

今回「たんとさん」は現金出納帳の記帳にあたっての

心構えを学んでいるようです。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~では、

おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。

徐々に事務仕事にも慣れた様子です。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二話~

からはすこし時間を巻き戻して、

会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。

 

引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。

 

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二人で笑い合い、話が一区切りついた所で、

ようやく私もお茶に手をのばす。

話の途中に女の子がお茶替えに来てくれていたので、

手にした湯呑みはまだほんのりと温かい。

・・・最初の一杯目はほとんど手をつけることが出来なかったので

出してくれた女の子に悪いことをしてしまった。

とはいえ。

メモをとるのに忙しくて・・結局は飲めなかっただろうと思うのだが。

 

『ああ、そうだ。実際に経験がおありだと思いますが・・・・。

やはり、いくら気をつけていても「現金が足りない」とか、「現金が多い」

といったことが起こるかと思います。』

 

お茶を飲んでいると、海苔巻さんがふと思い出したといった感じで話し出す。

湯呑みを茶托へと戻し、頷く。

 

勿論、以前の処理がグダグダだったという点は否めないが・・。

私のすることだ。きっと気をつけてもぴったり合うほうが難しい気がする。

 

『ああ、そんな深刻そうな顔をされなくても大丈夫ですよ。

難しいことではありません。』

 

私の表情をどう見たのか、海苔巻さんが慌てたようにフォローを入れる。

(・・・別に処理の難しさを思って神妙な顔になった訳じゃなかったんやけどなぁ。)

かと言って本当のことを言うのは恥ずかしいのであえて否定はしないでおく。

 

「・・はぁ、えっとどうすれば?」

 

海苔巻さんはにこり、と笑うと説明してくれた。

 

『なに、【落とし物】と同じですよ。無理に合わせない、

というのが大事なんです。

現金が足りなければ「現金不足分」、

逆に現金が多ければ「現金過剰分」とでも

分かるように記帳して頂ければいいんです。

間違っても、少額だから・・・と、

ポケットマネーで帳尻合わせをしたりしては駄目ですよ?』

 

合わないことがあっても当然なんですから、と最後に付け加える。

 

「・・・・そういうものですか?」

 

『そういうものですよ。・・・勿論、きっちりと処理をした上でのことですよ?』

 

・・・やんわりと釘をさされてしまった。

 

「はい、わかりました。

ありのままをきちんと帳面に記帳すればいいってことですね。」

 

苦笑しつつ海苔巻さんにそう確認すれば、「よくできました」と言わんばかりの表情で

 

『そういうことです。』

 

と返事が返ってきた。

(なんか学校の先生みたいやわぁ・・。)

そんな感想を抱きながら、私は次の説明の為にメモをめくったのだった。

 

 第15話へ続く。

贈与税減免?

相続支援事業部です。

 

我が家にもようやく定額給付金の支給申請書が届きました。

この「定額給付金」そして「高速道路休日千円乗り放題」

につづいての追加景気対策として

「贈与税減免」が検討されているそうです。

 

数年間の期間限定だそうですが、

贈与された資産を住宅や車の購入に充てた場合に限って、

贈与税のかからない基礎控除(現行110万)を

特例的に拡大しようとするものだそうです。

 

日本の個人の金融資産約1500兆円のうち、

その約75%を60歳以上の高齢者の方が保有しているそうで、

この高齢者の方が保有している金融資産を

消費意欲の強い若い世代に移しやすくして、消費の拡大につなげ、

ひいては雇用も生み出させたい狙いがあるそうです。

 

贈与税は現在「暦年課税」と相続税と一体化された「相続時精算課税」

の2つの制度があります。今回と同じような狙いで

平成15年に創設された「相続時精算課税」を使えば、

親から子に2500万円(住宅資金の場合は3500万円)まで

税金の負担なく贈与が可能になっています。

 

しかし「相続時精算課税」を利用しようとしても、

条件や手続きが一般の方には少し難解なようで、

使い勝手が悪いのか、あまり利用されていないような気がします。

 

今回の「贈与税減免」、まだ検討の段階ですが、実現の際にはいち早く、

わかりやすく皆様に説明ができるようにしていきたいと思っています。

 

さて先ほどの定額給付金、政府の意図に反して貯蓄される方が多い

と聞きますが、皆様はどうされますか?

ちなみに我が家では家族会議の結果

「畳の表替え」をすることに決まりました。

 

これが景気の回復につながるかわかりませんが、

しばらくは新しい畳の香りに癒されて、

私の元気が回復することは間違いありません。