2009年8月アーカイブ
宇宙エレベーター
スペースシャトルの打ち上げ中止に伴い、
「宇宙エレベーター」が注目されています。
聞きなれない言葉ですが、ネットで検索すると、
すでにその世界では相当以前からポピュラーであったことが分かります。
簡単に説明しますと、宇宙ステーションと地上を1本のケーブルで結び、
そのケーブルを伝って宇宙ステーションまで人や物を運ぶ技術の総称です。
宇宙までエレベーターに乗って上がって行くイメージです。
まさしくSFの世界ですね。
どうしてそんなことができるのかというと、静止衛星の原理と同じで、
地球の引力と自転による遠心力が一致するような
ケーブルを作ることにより出来上がります。
詳しくは社団法人宇宙エレベーター協会のホームページ
などに掲載されていますのでご確認ください。
スペースシャトルと違って、一度建設してしまうと、
打ち上げの費用は1回あたり数千万円でできるようです。
電気を使いますので、環境にも優しいようです。
最近になって、地球の遠心力に耐えられる素材が見つかったことで、
一気にに現実味が増したようで、2030年には実現すると言われています。
宇宙と自由に行き来ができるようになれば、
いままでできなかったことが、できる可能性はまさしく無限大です。
発想を豊かにして可能性を探り、どんなことが出来るかと思うとわくわくします。
他にもカプセル型の内視鏡など、昔は映画の世界でしかなかった
SFの世界が現実のものになっています。
リーマンショックや新型インフルエンザなど暗い話が多い昨今ですが、
希望に満ちた新しい世界もどんどん実現しています。
希望を捨てず、あきらめず、新しい世界に対応していけば、
経営もきっとうまくいくのではないでしょうか。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第十一話~
『・・ふむ、そうですねぇ・・。状況を聞いた限りでは確かに商売として
上手く行きそうな雰囲気ではあるんですが・・・。』
言いかけて、ふと私の顔をみた海苔巻さんが苦笑をする。
・・・・どうやら少し・・いやかなり不満そうな顔をしていたようだ。
『ええと、そうですね・・。
私の意見を言う前に先にもう一つお伺いしたいことが
あるんですが・・良いでしょうか?』
「・・もう一つ、ですか??」
なんだろうかと首を傾げる。
『配達というサービスを新たな商売に、と思いつかれたということは・・。
少なからず「こうしよう」という計画を
立てられたのではないかなと思いまして・・。
もし、小町さんが今の時点で考えている構想や展望
などがあるようでしたら、お聞かせ願えないかなと。』
どうですか?と、今度は逆に海苔巻さんに問われて・・・躊躇する。
相手はプロだ。
きっと、今までにもっと大きな会社さんの社長さんとかの
計画を聞いたりしているに違いない。
そんな人に、自分のおそらくかなり拙いであろう計画を話すのが
急に恥ずかしくなったのだ。
「・・・・確かに・・・色々、考えました。
配達というからには・・その足も必要ですし・・。」
色々、思いつく限りで考えてはみた。
けれど・・。
『はい、そうですね。それも必要ですね。』
うんうん、と海苔巻さんが頷いて聞いてくれる。
「・・・あの・・・本当に凄く、
多分海苔巻さんが笑ってしまうような計画ですよ・・?」
というか、計画と言ってしまってさしつかえないのだろうか・・・。
ここへ来る前の・・昨日海苔巻さんと話をする前の
変な盛り上がりはなりを潜めてしまっている。
少し、頭が冷えてきたというか・・・。
『いえいえ、笑ったりはしませんよ。
小町さんがあれこれ考えて作られた計画でしょう?』
「・・・ええ・・まぁ・・。それはそうなんですが・・。」
それでも渋っていると・・・。
『私もプロですから、小町さんの計画が無謀だったりすれば
勿論はっきり意見を述べさせて頂きます。
ですが、それはその計画をより良いものにする為であって、
計画自体を潰したり、けなしたりする為ではありませんよ。』
先生が子供を諭すようにやんわりと告げられた言葉に、
下に落ちていた視線をあげる。
けなしたり、潰したりする為に聞かせて欲しい訳ではないと言われて、
恥をかくのも嫌だが、自分はそれも怖かったのかもしれないと苦笑する。
そしてここへはそもそもその件について相談しにきたんだった、
と当初の目的を思い出し・・・。
「・・・はい、そうでした。
では、かなり修正が必要だろうとは思いますが・・。
考えていたことをお話しますね。」
今度は、きちんと海苔巻さんを見てそう告げる。
『はい、お願いします。小町さんのせっかくのチャンスです。
より良いものに出来るように精一杯お手伝いさせて頂きますよ。』
にっこりと笑う海苔巻さんに、私もつられて笑みを浮かべて
「はい!宜しくお願いしますっ」
勢いよく頭を下げたのだった。
第12話へつづく。
Ⅳ.名義預金
まだまだ暑い日が続きますね。
相続支援事業部です。
今回は"名義預金"について書いていきます。
相続のお仕事をお手伝いするようになって、
"名義預金"という言葉を初めて聞きました。
名義預金というのは・・・
配偶者や子・孫などの名前で預金しているものでも、
収入などから考えれば、実質的にはそれ以外の
真の所有者がいる預金の事です。
つまり・・・
親族に名義を借りているに過ぎない預金です。
名義預金として判定される可能性の高い預貯金等とは
①嫁いだ娘の旧姓のままの預金
②長年専業主婦であった妻の預貯金等で
預貯金の原資を明確にできないもの
③入金のみで預金等の引き出しがほとんど行われていないもの
・・・・・・などがあるそうです。
まだまだ知らないことばかりですが
1つ1つ吸収してお仕事に活かしたいと思っています。
1ヶ月間ありがとうございました。
人事戦略のちょっと良いお話
先日、人事制度の専門家、
多摩研の松本順市先生のお話を聞いてきました。
要点は以下のとおりです。
人事制度というと、
ついついアウトプットとしての賃金システムに
目が行きがちですが、本来の人事制度は、
社員の成長を促すためのものでなければならない。
そして、全社員が成長することにより、結果として会社の業績もあがり、
また、給与も上がる仕組みが必要である。
そのための人事制度の基本となるのが、
社員の成長度合を図るための「成長シート」である。
成長シートは、
スタッフレベル、マネージャーレベル、マネジメントレベルに分けて、
職種ごとに作成するのですが、社内でお手本となるべき人が
80点となるように、評価項目を設定して作成します。
この時に他社の基準や一般的な基準などを使ってしまうと、
あとで機能しなくなるようです。
あくまでも自社で成果を上げている社員を基準にするのがポイントです。
また、ひとつの項目について、十分な成果が上がっていても、
それだけでは80点とし、その成果を上げるやり方や
方法などの具体的なノウハウを他の社員全員に教えて、
初めて100点になります。
こうすることにより、各業務の成功ノウハウを自社の中だけで、
全社員にどんどん広めて行くことができ、全社員の成長が加速し、
さらには業績も向上する仕掛けです。
松本先生が独立される前の職場(魚屋さん)では、
実際にこの方法で、3Kと呼ばれる職種でも、
社員の成長を実現して、株式公開までされたそうです。
いやぁ、本当にいいお話をお聞かせ頂きました。
詳しくは、10月の後継者経営塾でもお聞かせ頂けますので、
楽しみにしています。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第十話~
海苔巻さんがにこやかに入室すると、私も立ち上がり挨拶を返した。
「はい、お久しぶりですね。海苔巻さんもお変わりないようで。」
軽く談笑をした後、椅子を勧められたので改めて腰を下ろす。
向かいに同じように腰をかけた海苔巻さんはいつかのように
ガラス板の乗った立派なテーブルの上にレポート用紙を開けると
早速、本題を切り出した。
『では、昨日お伺いした件ですが・・・。もう一度お伺いしても?』
昨日は電話口だから、とかなりはしょって状況を説明したので
それをイチから詳しく、ということのようだ。
「あ、はい。えっとですね。そもそものきっかけは・・・」
この数週間の間の出来事を順を追って思い出し、
なるべく分かりやすい説明を心がけて話をしていく。
そこにはうまく伝えられず、その為に反対されてしまわないように、
という思いもあったのかもしれない。
近所のご贔屓さんの話から始まって、
つい最近の配達サービスへの問い合わせまで。
出来るだけ詳しく説明をした。
海苔巻さんはその説明にじっと耳を傾けて、
時折なるほど、と言った風に頷いたり少し難しい顔をしたりと
様々な表情を浮かべていて。
「・・・と、いうことでして・・。
それ以後、あまり馴染みの無かった人からも
問い合わせがきたりしたんですよ。」
だから、このサービスが商売として
成り立つのではないかと思ったのだ、と。
私はその反応に一喜一憂しつつも、
なんとか話終えることが出来てほっと身体の力を抜いた。
・・・・気づかない内に変な力が入っていたらしい。
「・・・・・どうですか?海苔巻さん的には・・昨日と同じで
あんまり気乗りしない感じですか??」
話終えた後も考える様子を見せる相手を窺がうように見る。
昨日はたいした説明をしてなかったから
あんな返事が返ってきたんだと思いたかった私は。
再びどきどきと緊張しながら返事を待ったのだった。
第11話へつづく。



