おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十七話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第37話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

そんななか売上について掘り下げてみると・・・

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『それでは、まずは単価をUPさせる為の具体的な方法を

考えてみましょうか。』

 

丁度メモを取り終えたタイミングを見計らったように声がかかり、頷いた。

 

「先程の話では・・単価をUPの案としてメニューを増やすというのを

挙げられていましたよね?これはおにぎりの種類を増やす、

ということですか?」

 

今現在の店の定番が7~10種。

それに加えてちょっとした変わり種を2~3種出すこともある。

季節によって出たり消えたりするものもあるから・・

だいたい15種類以内だろうか。

 

これ以上増やすとなると手間がさらにかかる上に、

材料にかかる費用も高くなってしまう。

今は母と祖母に手伝ってもらってなんとか回っている状態だから、

さらに、となると・・

人を雇わないとかなり厳しいかもしれない。

・・・・売上が見込めないと確実に赤字だ。

 

『ああ、それも一つの手ではありますが・・ここではどちらかと言えば

サイドメニューの方ですね。』

 

「サイドメニュー・・というと。

ピザ屋さんのチラシの右下あたりによく載っているアレですか。」

 

『そうそう、アレです。ピザを頼むついでに「あ、これもちょっと

食べてみたいな」とつい、ふらっと頼んでしまうアレです。』

 

確かに、メイン以外も充実しているとそちらにもついつい目がいってしまうことがある。

・・・頼んでみたらピザでお腹が膨れてしまい、食べきれず。

翌朝に、なんていう事もよくあることだ。

 

「うちでそれに該当しそうなのは・・・所謂【おばんざい】でしょうか・・。」

 

実はおばんざい、という言葉はあまりうちでは使わない。

祖母も母も京都生まれの京都育ちであるが、「そんなん言うんやねぇ」との反応。

祖母は「おまわり」、私と母は普通に「おかず」と呼ぶことの方が多かったりする。

聞けば「おまわり」、というのは「おかず」の意味でご飯のまわりにあるものから

きているのではないかとのこと。

古く昔からの言葉が見直されたのか、昨今のグルメブームにのって

ここ何十年かの間に作られ浸透した言葉なのかは謎であるが。

 

ちなみに。

うちで配っているチラシには「おばんざいあります。」と

素知らぬ顔で使わせて頂き大変お世話になっている。

 

口に出して使う事に抵抗や違和感を覚えるのと、

人に興味を持たせる為の宣伝に使うのとでは話はまた別なのであった。

 

第38話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

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