2010年3月アーカイブ
中小企業のM&A
中小企業におけるM&A(企業買収)が盛んになっています。
M&Aというと、つい最近では破談になったキリンとサントリーなど
大会社同士やいずれかが大会社であるイメージが強かったところです。
それが、ここ最近になってお客様からも身近な中小企業同士のM&A
の話を聞かせて頂く機会が増えてきました。
目的はいろいろありそうですが、かなり積極的に検討されている
中小企業も増えているようです。
例えば、営業地域の拡大、資格を持った人材の確保、
異業種への参入などなど。
また、その企業がもつ営業関係の許認可を目当てにした
M&Aも多いようです。
これからは、中小企業であってもM&Aを常に意識しておく
必要がでてきました。
M&Aを意識した場合、まず何をしておけば良いか?
会社の業績を良くする「会社磨き」は当然のことながら、
以外と盲点になっているのが会社の経理の適正化や
財務のスリム化です。
売る立場であっても買う立場であっても財務が不透明なままでは、
企業価値を適正に主張できません。
財務の健全化などは気がついてから実施しても
急にはできませんので日頃の意識や準備がとても重要です。
私たちがM&Aをお手伝いさせて頂く機会もあります。
私たちが特に得意としているのは、企業の財務調査、
いわゆるデューデリジェス(財務DDともいいます)です。
調査に寄せて頂いて、経理が透明になっていて不要な資産も少なく、
スリムな財務内容だと早く報告書を作成でき、
まさしくタイミングが命のM&Aにはうってつけです。
逆に経理がずさんで、遊休資産や仮払金なんかが沢山計上されていると、
低い評価をせざるを得なくなります。
一度、M&Aを意識して経理状況を見直されることは
決して無駄なことではないと思います。
中小企業の会計の重要性も増してきました。「中小会社会計基準の
チェックリスト」もありますので、大いに活用されてはいかがでしょうか。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十八話~
今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第38話。
初めてご覧いただく方は是非
からどうぞ。
限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。
しかしなかなかうまくいきません。
売上について、具体的に見直ししています。
その後・・・
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『そうですね。身体に優しそうな「おばんざい」は働く人達にとっては・・・
特に、食生活を気にする一人暮らしの方や若い人達には
ちょっと嬉しい食べ物でしょう。』
おにぎりは同じ物を同時に沢山作ることは困難だが、煮炊きするものなら別だ。
下処理さえ出来ていれば、味付けなど注意は必要だが
後はさほど手間はかからないし、煮炊きの間に他のことも出来る。
あと何品か増やすことならなんとか出来るかもしれない。
「では、うちの場合だと【おばんざい】をサイドメニューとして
おにぎりと一緒に宣伝するといいんですね?」
『はい。サイドメニューを増やすことで
単価の上昇を感じにくくすることが出来ます。
勿論、それによりもたらされる利益が
「売る側」だけの利益であっては駄目です。
この事により、お客様には選べる喜びをご提供出来る
ということがポイントですね。』
確かに。よく成功した人のインタビューなどを聞いていると「お客様の為に」
「お客様の立場に立って」、「お客様の声を大切に」など。
とにかく自分本位の利益だけを追い求めた経営者の姿は見かけない。
「はぁ・・・色々考えないと駄目なんですねぇ・・。」
お客様の満足をないがしろにするつもりは毛頭ない。
むしろ、それは自分の望むところである。
しかし・・・いざ考えるとなると難しいものだなぁと言うのが素直な感想だった。
第39話へ続く。
"先送り"
PDC支援事業部です。
今月は当部署からの発信です。
最近企業再生の業務が多くなってきました。
「リーマンショック」以来の世界不況のボディーブローが
我が国の中小企業にもだんだんきいてきて、
企業再生を専門に請け負っているコンサルタント会社には、
その依頼が次々と入っているようです。また昨年施行された
「中小企業金融円滑化法」も拍車を掛けているようで、金融機関によって
とてもこなしきれない数の再生案件を抱えているようです。
さて、企業再生において先ず取りかかる業務が
DD(デューデリジェンス)です。いわゆる実態把握・・・
「窮境原因は何か?」・「実態の財務状況は?」・
「窮境原因は克服できるのか?」・「今後の再生可能性は?」等々です。
現場にて「窮境原因=何故このような状況に陥ったのか?」を
経営者等へのヒアリングや各種資料から探っていく際に感じることは、
外的要因・内部要因等いろいろありますが、なんと言っても
根本的な原因の一つに"問題の先送り"があると思います。
再生の現場では昔からよく言われていることですが、
まさしく「もっと早くに対処していたならば・・・」です。
それでは何故問題は"先送り"されるのでしょうか?
問題を認識していない企業は論外として、問題が発覚したとき
一般的には「臭いものには蓋をしてしまえ!」ではないですが、
"問題=厄介なもの"として捉えるから先送りしてしまうのでしょう。
でも良く考えてみてください・・・・・
理想(目標)と現状の差(ギャップ)が"問題"だとすると、
その問題を先送りするといつまでたっても現状のままで、
そのうちに激変する周りから取り残されていき、
やがて取り返しのつかない状態になるというのが大抵の筋書きです。
ではどうすればいいのでしょう?
問題を障害・厄介なことと捉えるのではなく、
それを解決すれば理想(目標)に近づけると考え、
課題(何をしなければいけないか)に変えることです。
つまり問題の価値化です。
問題を"価値あるもの"と捉えたとき、ヒト(組織)は
それを乗り越えるパワーを手にすることでしょう。
そして決して"先送り"することなく立ち向かうことが出来ると思います。
今月当部署からの発信は今回を含めて5回ありますが、
5回目に問題を価値化する(課題に変える)方法について
触れてみたいと思います。
トヨタショック
「トヨタショック」という言葉がいつか使われる日がくるのでしょうか?
今、アメリカ議会でトヨタのリコール問題が徹底的に追求されています。
まるで、かつてのジャパンバッシングの再来のようにも感じます。
考えてみれば当然ですが、
アメリカ国家が支援したGMの最大のライバルはトヨタなんですから。
いくらトヨタが20万人の雇用をアメリカに提供しているとしても、
たたかれる土壌は十分すぎる状況です。
また、沖縄問題を見ても判るように、日本とアメリカの関係も
大きく変化しだしたのでしょう。
そんな環境の中で、トヨタには、冷静で適確な対応を期待しています。
なんと言っても、トヨタは日本の製造業、
いや日本の企業の代表格ですから、今回の危機を見事に乗り越え、
更なる発展のきっかけにして欲しいと思います。
万が一、今回の問題が単なる大企業病が原因で、悪いことは隠して、
トップには伝わらない体質がトヨタにもあったとしたら、とっても残念です。
日航に続いて、大企業の崩壊を見るのは、
企業家精神に与えるマイナスの影響力も大きいだけに
大変辛いものがあります。
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之



