2010年5月アーカイブ
iPadショック
iPadがいよいよ日本に上陸しました。
販売店には前夜から長蛇の列ができたようです。
不況や物余りと言われて久しい昨今ですが、
新しい技術に対する購買意欲はまだまだ廃れておらず、
本当に逞しい限りです。
私はまだiPadを手に入れていませんので、詳細は判りませんが、
電子書籍などと共に、新しいビジネスモデルや生活様式が展開される
予感がしてきました。
これらの新商品をとりまく今後の動向から、目が離せませんね!
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第五十話~
今回の おにぎり屋たんと【事業拡大編】 なんと、第50話!!
初めてご覧いただく方は
是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。
今回は、変動費の意味・固定費との違いについて学んでいきましょう。
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「つまり、そこが変動費の削減の場合との違いってことですよね。
変動費の場合はどういう利益の出方になるんですか?」
『おや、随分積極的な質問ですね。』
感心感心、となんだか本当に先生のような反応が返ってきて苦笑する。
「一応、成長してるんです。で、どうなんです?」
全てを一気に理解するのは難しいが少しずつでも内容が理解出来てくると
もっと知りたいという欲が出てくるものだと思う。
少なくとも私はそういう人種らしい。
『はは、まぁそう急かさないで。
小町さんの仰るとおり変動費は固定費の削減の場合とは
異なった形で利益に影響をもたらします。』
「・・と、なると・・・固定費で浮いた分が
直接利益に結びつくってことだから・・・
変動費の場合はそれが間接的・・・?」
駄目だ、対照的な言葉でごまかしたが言っていて意味が分からない。
『いえ、間接的にというのは少し語弊があるでしょうか。
そうですね、先程強調したポイントを思い出してください。』
「えっと・・100万の利益はあくまで100万円ということですか?」
そうそう、と海苔巻さんが頷いて肯定する。
『はい。例えば・・商品の価格というのは作るのにかかった
諸々の費用に加えお客様がこれくらいの値段なら
買ってくれるだろうという価格の上限を考慮にいれて
決めますよね?』
「はい。」
『もちろん、売上を伸ばすことを目標とするのか
利益を伸ばすことを目標とするのかなど、
設定する目標によって価格設定は異なってきますが、
ここではイメージしやすいこの設定で考えてみてくださいね。』
「・・・はい。」
ひそかにそんなに価格を決めるのに色々な考え方があるのか・・
と思ったのだが今はその質問はぐっとこらえる。
でないと、何を話していたのかわからなくなりそうで恐ろしい。
『では、その設定した価格に対して2%のコストダウンが
包装費の見直しで実現できたとしましょう。その場合・・・』
海苔巻さんが手元のレポート用紙に何やら書き込んでいく。
【おにぎり価格に対して2%のコストダウン成功
=おにぎりの年間売上×2%の利益貢献】
『この様な図式ができる訳です。
もし、年間売上が400万あったとすれば
内8万円が利益として増える計算ですね。』
「・・・なるほど・・・つまり売れれば売れるほど
利益は上がるってことですか・・。」
こちらへと向けられた式を見ながら、
固定費の削減との違いの意味をようやく理解したのだった。
第51話へつづく。
久保田らいおん
前回はおむすび通貨についてとりあげてしまったので、最後くらいは
会計事務所らしく会計ネタで終わりたいなと思います。
と、言うわけで・・・
勘の良い方はもう何の話題なのかタイトルからお分かりかもしれませんが。
言わずと知れた【ライオンズクラブ】さんのお話です。
事が発覚したのはまだまだ若い頃。
ある日、とある会社さんを担当されている方からお声がかかりました。
何かしでかしたかとドキドキしてお話を聞くと。
『この間入力してくれたこのデータなんやけど、諸会費じゃなくて
交際接待費で消費税は不課税に修正してくれる?』
とのことで、さらに。
『これからライオンズクラブの摘要が出てきたら
同じ仕訳で入力してくれていいから。』
とも言われました。
聞けばそれは指摘を受けた会社さんオリジナルの設定という訳ではなく、
どこの会社さんでも同じ処理をするのだとか。
簿記でもしかして習ったりしたのかなぁと首をひねりつつ、
以後は言われた通りの仕訳で入力していました。
いました。・・・が。
やっぱりきちんと理由も知っておくべきだろうかと思い。
この度改めて何やら難しそうな本(の一部だけ)に目を通しました。
そもそもライオンズクラブって何なんだろうという事から
あまり把握していなかったのですが。
それによると、ライオンズクラブは産業別の事業主さんや
法人企業の経営者さん達を会員として構成されており、
その活動目的は会員同士の話し合いによる社会連帯の
高揚や、社会奉仕なのだそうです。
・・・初めて知りました。
ただ、社会奉仕という活動に関しては
ライオンズクラブの会員さん達が地域の清掃活動などを
されている様子をTVか何かで見たことがあったので
そういうグループなんだなぁと漠然には思っていたのですけれど。
そういえば。
全く関係ない知識なのですが、そういった作業の合間に
仲間を呼ぶ場合『苗字+ライオン』で『○○ライオン!』
と言うのだそうですね。
以前某TV番組で見て「へぇ」と思った記憶があります。
さて、話を戻しまして。
こういった企業の社会貢献的な面のある費用であるのと、
その会合の場で
多様な業種の人達と懇親を深めることを目的に加入する人も多いことから、
法人税法上ではライオンズクラブの入会金や通常会費として法人が
負担した金額については【交際費】として取り扱うことになっているのだとか。
なるほどなぁ、と思いました。
ちなみに、私が担当者の人に指摘された様に
法人税法上での科目は【交際費】なのですが
消費税法上では課税仕入れには当たらないということで
不課税の扱いになるので注意しないといけませんね。
何故課税仕入れに該当しないかというと
クラブ側がその会員に対して行う役務の提供等の間に
対価関係がないから、というのが理由のようでした。
・・・自分レベルで分かりやすく言うと
『お金を支払う→支払った先から品物を得る』という様な
相互関係が無いということなのでしょうか。
専門書?に書いてある文章って難しいなぁとつくづく思いました。
一読して理解できる頭が欲しいです(笑)
ちなみに、ライオンズライオンズと連呼していますが
同じ扱いをされるグループとして
ロータリークラブさんもあげられますので、
もしこれらの仕訳で入会金や会費が出てきた場合は
法人の会社さんはどうぞ【交際費】で処理してくださいね。
それでは全4回、お付き合い頂きありがとうございました。
次回からは労務部さんのタメになるブログが始まりますので、
そちらもどうぞ宜しくお願いいたします。
大事件を乗り越える方法
ギリシャ発ユーロショック、宮崎県の口蹄疫、タイの暴動、
メキシコ湾の原油流出とかなりインパクトのある
大事件が相次いで発生しています。
これらの事態を予測することはかなり困難です。
問題は、発生してからの対応です。
外国のこと、他県のことで直接は影響がないと思って
何も対応しないまま、間接的に大きな悪影響を受けてしまうことも
多いでしょう。
今から、半年後にはかなりの影響が
予測もしなかったようなところで出てくると思います。
その時になって、後悔しないように、今から自社の仕入れや販売に与える
影響を予測して、速く対応策を取りたいところです。
嫌な事件ですが、これらに対する素早い対応が、
企業の競争力を増す絶好の機会になるかもしれません。
やはり変化はチャンスです!
税理士法人 久保田会計事務所
税理士 久保田博之
おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第四十九話~
今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第49話。
初めてご覧いただく方は
是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。
限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。
しかしなかなかうまくいきません。
そんななか前回から引き続き今回も、経費削減のポイントについてのお話。
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『さて。それでは先程からお話していたのは経費の削減のなかでも
変動費に焦点をあてたものだったんですが。
経費と呼ばれるものには変動費以外にも
まだあったことを覚えていらっしゃいますか?』
「えっと・・・材料費とかが変動費だったからあとは・・。
人件費とか売上の有無に関係なく発生する・・固定費、でしたっけ。」
おずおずと答えた。自信満々に言い切れない自分の記憶力に完敗である。
『はい、大丈夫ちゃんと合っていますよ。
今答えていただいた固定費ですが・・
こちらも削減することが出来れば
やはり利益を増やすことが出来ます。』
「あ、それはそうですよね。
ええと・・人件費は例えばうちだと家族の手を借りて
外部の手は最低限にするとか・・近場であればバイクではなく
自転車を使って燃料を浮かす・・とかでしょうか。」
現況に対して実現可能かどうかはこの際置いておいて。
いずれも単純ではあるが、思いついた削減方法を述べてみる。
『そうですね、具体的に例をあげるならその辺りが妥当でしょう。
ちなみに。変動費と今あげて頂いた固定費では
利益を生むという点では同じなのですが、
その貢献度・・まぁ影響力とでも申しましょうか、
それが全く違うということは想像できますか?』
「・・・いや、全然さっぱりです。
貢献度・・・どっちが得かとかそういうことですか?」
『どちらが得とは簡単に判断はできませんが、
経営の状況次第ではそういう見方で捉えることもありますね。
勿論、両方できるのならそれにこしたことはありません。』
「・・つまり・・・?」
分かったような分からないようななんとも言い難い表情を
自分が浮かべていることは想像に難くなかったが
余計な口は挟まずに先を促す。
『つまり、ですね。固定費・・ここでは仮に人件費としましょうか。
それがご家族の協力を得ることで年間100万円ほどの
削減に成功したと考えてください。』
ふむふむと頷きながら想像する。
第50話へ続く。



