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「contextとcontent」

2018年08月15日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

企業経営においては、企業理念や企業ビジョンが大事であると言われていますが、

今回は更にそのおおもとになる「コンテクスト(context)」について、

「コンテンツ(content)」と対比しながらご紹介したいと思います。

先ずそれぞれの言葉の意味を整理しておきましょう。

コンテクスト(context)とは

一般的には「文脈」とか、「脈略」、「状況」、

「前後関係」、「背景」などと訳されますが、

言語学的には、メッセージとメッセージの関係、

言語が発せられた場所や時代の社会環境、

言語伝達に関連するあらゆる知覚を意味し、

コミュニケーションの場で使用される言葉や

表現を定義付ける背景や状況そのものを指します。

コンテンツ(content)とは

すっかり日本語になっていますが、

「コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律」では、

「コンテンツ」とは、映画・音楽・演劇・文芸・写真・漫画・

アニメーション・コンピューターゲームその他の文字・図形・色彩・音声・動作

若しくは映像若しくはこれらを組み合わせたもの

又はこれらに係る情報を電子計算機を介して提供するためのプログラムであって、

人間の創造的活動により生み出されるもののうち、

教養又は娯楽の範囲に属するものをいう、と定義しています。

コンテクスト(context)とコンテンツ(content)

英語にすると大変似ている綴りですが、

前述のとおりそれぞれの意味は全く異なります。

しかしこれらは切っても切れない関係にあります。

即ち「ガワ」と「中身」の関係にあり、身近な例ですと、

コンテクストが「珈琲カップ」に当たり、コンテンツが「珈琲」に当たります。

企業経営の現場では、企業風土や社長の経営姿勢などがコンテクストに当たり、

経営理念や提供している商品・製品・サービスなどがコンテンツに当たります。

如何に美味しい珈琲を入れても、それを注ぐカップが欠けていたり、

汚れていたりしたら、その珈琲は台無しになります。

逆にどんなに素晴らしいカップでも、

注ぐ珈琲がまずければカップは映えません。

同じようにどんなに素晴らしい経営理念に基づいて

素晴らしい商品やサービスを市場に出しても、

良い企業風土が醸成されていなかったり、社長の経営姿勢が間違っていれば、

経営は成り立たなくなります。

また逆に、どんなに素晴らしい組織風土があり、

社長の経営姿勢も素晴らしくても、

経営理念やそこで働く社員や提供している商品やサービスがミスマッチであれば、

経営は成り立たなくなりでしょう。

しかし、企業風土は一朝一夕に醸成されるものではありません。

先ずは社長の経営に対する考え方や姿勢を整理し、

「何故この経営理念にしたのか」、

「何故働いているのか」、

「何故この商品やサービスをその市場に提供しているのか」を検討し、

組織全員で共有することにより組織風土は醸成されます。

良いコンテクストと良いコンテンツが揃ってこそ、

またそれぞれがマッチしてこそ企業は成長発展するものだと思います。

私ども経営支援事業部では、経営サイクルの確立をお手伝いすることで、

良いコンテクストとそれにマッチングした

良いコンテンツを造ることを支援しています。

どうぞお気軽にお声かけください。

              
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