けいえい知っ得のブログ記事
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十六話~
今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第16話!!
前回、預金通帳を2つに増やすよう指導を受けた「たんとさん」
いまいち納得がいっていない様子・・・。
今回は、預金通帳を2つにする意味について学んでいるようです。
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子です。
からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。
引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。
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『それでは、まず何故もう一つ必要なのか、ということからお話しましょうか。』
教えてもらう立場ではあるのだが。
自分で納得出来ないことはしかねる。
そんな気持ちで海苔巻さんの説明を待った。
・・・私は変な所が頑固で、よく母に「そういう所はお爺ちゃん譲りやねぇ」と
ため息まじりに言われたものだ。
『通帳が2つ必要、というのは一つを生活用(つまり個人用ですね)と、
商売用に分けて使う為なんです。』
「・・・生活用と商売用・・・。」
呟く私に海苔巻さんが頷く。
『はい。そうやって分けることによって、
きちんと把握することが出来るんです。』
・・・・・。
『・・・そうですね、
例えば小町さんがお洋服を買うとしてお金を引き出したとします。
後で通帳を見た時に、これは何のお金だったか、と悩んだりしませんか?
勿論、領収書があれば分かりますが・・
いちいち通帳の出金を「店用」「私用」と
分けるのは大変ではありませんか?』
(・・・・・たしかに。)
そんな思いが顔に出たのか、海苔巻さんはひとつ笑うと話を続けた。
『ですが、通帳を初めから分けてしまえば話は別です。
片方は生活用なのですからこちらにお店用は含まれません。
よって、お店の管理にはもう一方の通帳を見れば一目瞭然な訳です。
いちいち私用の領収書と照らし合わせる必要はないということですね。』
(なるほど・・・・。)
『・・・納得して頂けたようですね?』
「・・・はい、すみません。」
お手数かけます、と苦笑する。
『では、納得して頂いた所で。
次は使い方と注意点などをお話していきましょうか。』
「はい、よろしくお願いします。」
新しい通帳を作ることになった私は、メモをとるべく鉛筆を握ったのだった。
第17話へ続く。
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十五話~
今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第15話!!
前回までで現金出納帳の話は終わり、
今回「たんとさん」は預金について学んでいるようです。
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子です。
からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。
引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。
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『それでは、ここまでで現金の出納帳の説明は終わりましたから・・
次は預金についてお話することにしましょうか。』
「預金、ですね?よろしくお願いします。」
メモを片手に改めて聞く体勢を取る。
『それでは・・まずは質問なんですが・・。
小町さん、貴女は預金通帳をいくつ持ってらっしゃいますか?』
「通帳、ですか?・・・ええと、普通のですよね?」
定期預金とかは関係ないはず・・と確認してみる。
『はい、普通口座の預金通帳です。・・・お一つだけでしょうか?』
・・・・何かマズイのだろうか・・。
おそるおそる頷く。
『ああ、やはりそうですか。ではまず、もう一つ通帳を用意するところから
始めないといけませんね。』
「・・・通帳は別にもう一つあった方がいいんですか?」
本当はあまり口座をたくさん持ちたくはないのだが。
・・・・把握できなくなるから。
『はは、ちょっとご不満な様ですね?』
・・・顔に出してしまったようだ。
「・・いえ、・・いや・・・まぁ・・はい。」
ごにょごにょと口ごもりつつも最終的に肯定した私の様子を見て、
海苔巻さんが苦笑する。
『お気持ちは分かりますが・・・
商売をするにはその方が何かと管理しやすいんですよ。』
「・・・・はぁ・・でも、2つもあったらややこしい気がするんですけど。」
しぶとく食い下がる私に説明するべく、海苔巻さんは口を開いたのだった。
第16話へ続く。
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十四話~
今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第14話!!
今回「たんとさん」は現金出納帳の記帳にあたっての
心構えを学んでいるようです。
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子です。
からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。
引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。
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二人で笑い合い、話が一区切りついた所で、
ようやく私もお茶に手をのばす。
話の途中に女の子がお茶替えに来てくれていたので、
手にした湯呑みはまだほんのりと温かい。
・・・最初の一杯目はほとんど手をつけることが出来なかったので
出してくれた女の子に悪いことをしてしまった。
とはいえ。
メモをとるのに忙しくて・・結局は飲めなかっただろうと思うのだが。
『ああ、そうだ。実際に経験がおありだと思いますが・・・・。
やはり、いくら気をつけていても「現金が足りない」とか、「現金が多い」
といったことが起こるかと思います。』
お茶を飲んでいると、海苔巻さんがふと思い出したといった感じで話し出す。
湯呑みを茶托へと戻し、頷く。
勿論、以前の処理がグダグダだったという点は否めないが・・。
私のすることだ。きっと気をつけてもぴったり合うほうが難しい気がする。
『ああ、そんな深刻そうな顔をされなくても大丈夫ですよ。
難しいことではありません。』
私の表情をどう見たのか、海苔巻さんが慌てたようにフォローを入れる。
(・・・別に処理の難しさを思って神妙な顔になった訳じゃなかったんやけどなぁ。)
かと言って本当のことを言うのは恥ずかしいのであえて否定はしないでおく。
「・・はぁ、えっとどうすれば?」
海苔巻さんはにこり、と笑うと説明してくれた。
『なに、【落とし物】と同じですよ。無理に合わせない、
というのが大事なんです。
現金が足りなければ「現金不足分」、
逆に現金が多ければ「現金過剰分」とでも
分かるように記帳して頂ければいいんです。
間違っても、少額だから・・・と、
ポケットマネーで帳尻合わせをしたりしては駄目ですよ?』
合わないことがあっても当然なんですから、と最後に付け加える。
「・・・・そういうものですか?」
『そういうものですよ。・・・勿論、きっちりと処理をした上でのことですよ?』
・・・やんわりと釘をさされてしまった。
「はい、わかりました。
ありのままをきちんと帳面に記帳すればいいってことですね。」
苦笑しつつ海苔巻さんにそう確認すれば、「よくできました」と言わんばかりの表情で
『そういうことです。』
と返事が返ってきた。
(なんか学校の先生みたいやわぁ・・。)
そんな感想を抱きながら、私は次の説明の為にメモをめくったのだった。
第15話へ続く。
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十三話~
今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第13話!!
今回「たんとさん」は出納帳の具体的な書き方について
もうすこし気になることがあるようです。
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子です。
からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。
引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。
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「あ、あともう一つだけっ。いいですか?」
ふと思い出したことがあり、慌てて次の話へ行く前にと海苔巻さんに声をかけた。
『はい?どうぞ。』
「実は・・・店の中で、小銭を拾うことが時々あるんです。
今までは普通に金庫に入れたりしてたんですけど・・
本当はどんな処理をするのがいいんでしょうか?」
やっぱり、これってマズかったですか?と聞けば・・・
『まぁ、良くはないですねぇ。』
(ああ・・・やっぱり・・)
海苔巻さんの苦笑と共に返事が返ってきた。
『そういう場合は、お店の分なのか、お客さんの分なのか
はっきりしませんよね。』
ひとつ、頷く。
釣り銭を渡した時に自分が落としたのかも、
と普通に金庫に戻してしまっていたが
もしかしたら、お客さんが同じ事をした可能性もある。
『ですので、金庫には入れないで帳面には【落とし物】としてきちんと載せましょうね。』
(おとしもの・・・。そうか・・・落とし物になるんや・・・。)
妙に納得をしてしまった。
「そうですよね・・・道で拾った時だって交番へ届けますもんね。」
『はは、そういうことです。』
第14話へ続く。
おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十二話~
今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第12話!!
今回「たんとさん」は出納帳の具体的な書き方について
気になっているようです。
ご覧頂きまして、ご自身でもやってみてくださいね。
おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。
徐々に事務仕事にも慣れた様子です。
からはすこし時間を巻き戻して、
会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。
引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。
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出納帳の意外な利用法を聞いた後、話はさらに詳しい補足(というか
若干雑談・・?)へと移行した。
「あ、そういえば・・・出納帳の書き方なんですけど・・。」
『はい、どうしました?』
海苔巻さんが、私の声に湯呑みから顔をあげてこちらを見た。
「売上用の方も、支払用の方も決まった金額になるように
お金を入れますよね?」
『はい、そうですね。』
「その時なんですが・・・それぞれの帳面の摘要欄は
【釣り銭用】とか【小口用】とか・・
そんな書き方でいいんでしょうか?」
何のための現金の入金なのか分かった方が把握しやすいだろうと思って聞いてみる。
『補充用のお金のことですね。はい、それで構わないと思いますよ。
もしくは・・・そうですねぇ。【仮払金】でも良いかと思います。』
「かりばらい金、ですか?」
『そうそう。ちなみに意味は・・読んでそのまま"仮に支払うお金"ですね。』
「いや、流石にそれはわかりますって。」
海苔巻さんの表情からわざと言ったのが分かり、苦笑する。
「ええと、いくら使うか分からないからとりあえずこれだけ入れておこう!
・・・みたいなお金だからですか?」
『はは、分かりやすいですねぇ。まぁ、そういうことです。ですが・・
必ずしも、そうしろという訳ではないので先程仰った摘要でも充分ですよ。』
(仮払金、かぁ・・・。)
決まった間隔で補充をするなら両方それで統一しておいたほうが
分かりやすいだろうか。・・あとは実際に処理をしてみてから考えよう。
そう思い、メモに"仮払金?"と付け加えておいた。
第13話へ続く。



