けいえい知っ得のブログ記事

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十八話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第38話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

売上について、具体的に見直ししています。

その後・・・

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『そうですね。身体に優しそうな「おばんざい」は働く人達にとっては・・・

特に、食生活を気にする一人暮らしの方や若い人達には

ちょっと嬉しい食べ物でしょう。』

 

おにぎりは同じ物を同時に沢山作ることは困難だが、煮炊きするものなら別だ。

下処理さえ出来ていれば、味付けなど注意は必要だが

後はさほど手間はかからないし、煮炊きの間に他のことも出来る。

 

あと何品か増やすことならなんとか出来るかもしれない。

 

「では、うちの場合だと【おばんざい】をサイドメニューとして

おにぎりと一緒に宣伝するといいんですね?」

 

『はい。サイドメニューを増やすことで

単価の上昇を感じにくくすることが出来ます。

勿論、それによりもたらされる利益が

「売る側」だけの利益であっては駄目です。

この事により、お客様には選べる喜びをご提供出来る

ということがポイントですね。』

 

確かに。よく成功した人のインタビューなどを聞いていると「お客様の為に」

「お客様の立場に立って」、「お客様の声を大切に」など。

とにかく自分本位の利益だけを追い求めた経営者の姿は見かけない。

 

「はぁ・・・色々考えないと駄目なんですねぇ・・。」

 

お客様の満足をないがしろにするつもりは毛頭ない。

むしろ、それは自分の望むところである。

しかし・・・いざ考えるとなると難しいものだなぁと言うのが素直な感想だった。

 

第39話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十七話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第37話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

そんななか売上について掘り下げてみると・・・

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『それでは、まずは単価をUPさせる為の具体的な方法を

考えてみましょうか。』

 

丁度メモを取り終えたタイミングを見計らったように声がかかり、頷いた。

 

「先程の話では・・単価をUPの案としてメニューを増やすというのを

挙げられていましたよね?これはおにぎりの種類を増やす、

ということですか?」

 

今現在の店の定番が7~10種。

それに加えてちょっとした変わり種を2~3種出すこともある。

季節によって出たり消えたりするものもあるから・・

だいたい15種類以内だろうか。

 

これ以上増やすとなると手間がさらにかかる上に、

材料にかかる費用も高くなってしまう。

今は母と祖母に手伝ってもらってなんとか回っている状態だから、

さらに、となると・・

人を雇わないとかなり厳しいかもしれない。

・・・・売上が見込めないと確実に赤字だ。

 

『ああ、それも一つの手ではありますが・・ここではどちらかと言えば

サイドメニューの方ですね。』

 

「サイドメニュー・・というと。

ピザ屋さんのチラシの右下あたりによく載っているアレですか。」

 

『そうそう、アレです。ピザを頼むついでに「あ、これもちょっと

食べてみたいな」とつい、ふらっと頼んでしまうアレです。』

 

確かに、メイン以外も充実しているとそちらにもついつい目がいってしまうことがある。

・・・頼んでみたらピザでお腹が膨れてしまい、食べきれず。

翌朝に、なんていう事もよくあることだ。

 

「うちでそれに該当しそうなのは・・・所謂【おばんざい】でしょうか・・。」

 

実はおばんざい、という言葉はあまりうちでは使わない。

祖母も母も京都生まれの京都育ちであるが、「そんなん言うんやねぇ」との反応。

祖母は「おまわり」、私と母は普通に「おかず」と呼ぶことの方が多かったりする。

聞けば「おまわり」、というのは「おかず」の意味でご飯のまわりにあるものから

きているのではないかとのこと。

古く昔からの言葉が見直されたのか、昨今のグルメブームにのって

ここ何十年かの間に作られ浸透した言葉なのかは謎であるが。

 

ちなみに。

うちで配っているチラシには「おばんざいあります。」と

素知らぬ顔で使わせて頂き大変お世話になっている。

 

口に出して使う事に抵抗や違和感を覚えるのと、

人に興味を持たせる為の宣伝に使うのとでは話はまた別なのであった。

 

第38話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十六話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第36話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

小町さんは海苔巻きさんに売上を伸ばす計画の考えた方を聞き、

計画の土台ができたところです。

その後は・・・

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『ではこれで【ランチをOLさんやビジネスマンに

チラシや口コミなどで売り込む】という計画の土台、

いわばスタート地点が出来たわけです。』

 

「スタート・・ということは今のを更に発展させるって感じなんでしょうか。」

 

かけられた言葉に違う方向へ逸れかけた思考を戻す。

全くのゼロからいきなり10へと増やすのは難しいが、1から2へ。

2から3へと増やしていくのなら・・確かに考えやすいのかもしれない。

 

『はい、そうですね。

そして、この他にもう一つ計画を考える上で

知っておくと良いポイントがあるんですが・・』

 

聞きたいですか?

そんな言葉が聞こえてきそうな表情で

こちらを見てくる海苔巻さんに思わず笑い。

 

「・・・勿論です。あんまり焦らすと私の機嫌、また悪くなりますよ?」

 

『ははは、それは怖い。ではすぐにお答えするとしましょう。

それは、先程工夫次第ですよと提案した件で

実はすでにもうお話してしまっているのですが・・。』

 

「・・・・え、そうなんですか・・?・・・・えっと・・。」

 

確か・・提案されたのは単価のUPと・・お客さんを増やす、

の2つだっただろうか。

つまり・・・?

 

『思い出して頂けたようですね?

売上は単純に考えれば【単価×人数】です。

ですから、このどちらかをUPさせることで

売上もまた伸びるということになります。』

 

「ああ、なるほど。その考えからさっきの提案に繋がる訳なんですね。」

 

【単価のUP】はメニューを増やす。

【人数を増やす】はランチ以外も考える。

 

そういう内容だったはず・・と思い返し。

こっそりとメモを取ったのだった。

 

 

第37話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十五話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第35話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

その後の小町さんは海苔巻きさんに

売上を伸ばす計画を考える為には?

ということでコツを教えてもらおうとしています・・・

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『それでは売上を伸ばす計画を考える為に、

先程の3つのポイントに改めて言葉を当てはめていきましょうか。』

 

そう言って海苔巻さんが一つ一つを、読み上げていく。

 

『まずは【何を】。これは先の計画からランチと考えて次に【誰に】。

お客様ですと少し漠然としているので・・そうですね、

OLさんやビジネスマンという風に対象をはっきりさせておきましょう。』

 

その方が色々とイメージが湧きやすいですしね、と言われて

なるほど、と納得する。

メニューを考える上でも重要なことだ。

 

『そして最後に。先程小町さんがピンとこないという

顔をされていた【どう売るか】ですね。

これは・・売るためにはどうしたらいいのかと言う手段のことなので・・。

簡単に言えば宣伝などがこれに当ります。』

 

「・・・・ああ!・・・宣伝のことですか・・。」

 

なるほど、と納得するのと同時に「ああ、やっぱり勘違いしてた・・」と

密かに苦笑をした。

 

『はい。現状ですと・・そうですね。チラシや口コミあたりでしょうか。』

 

「・・・そう、ですね。」

 

チラシ、と言っても家族で手作りしたような代物で、

口コミと言うと聞こえはいいが、要は親兄弟に広めてもらっただけである。

まぁ、何件かはお客さんによる本当の口コミで来てくれた人も居るには居るのだが・・。

(そんなには多くはないやろなぁ・・・。)

 

時折、「○○さんに聞いて」と言ってくれる人もいる。

だからうちの商品にはやはりちゃんと魅力があるのだと・・・

自分の自己満足で終わっているのでは無いと・・思いたい。

 

いつか、口コミで行列が!なんて・・

そんな光景を見ることができたらいいなぁ・・などと思いつつ。

続く説明に耳を傾けたのだった。

 

第36話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第三十四話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第34話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

その後の小町さんは海苔巻きさんに○○の考え方について

教えてもらおうとしています・・・

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『今からお話させて頂くのは、売上を伸ばす方法を考える場合。

念頭に置いておくと考えやすい・・

そうですね、基本となる指針とでも言いましょうか。

そういうものと思って頂ければいいかと思います。』

 

「・・・・基本、ですか。」

 

『はい。簡単に申し上げますと・・

【何を】【誰に】【どう売るか】ということです。

悩んだ時はこの3点を基本としてまずは考え出すと

効果的と言えるでしょう。』

 

「何を誰にどう売るか、ですか・・・。

私の場合なら、【おにぎり】を【お客さん】に

どう売るか、を考えるってことですよね。」

 

単純にそのまま当てはめてみる。

・・ただ・・・・・。

 

『はい、そういうことです。・・・ですがどう売るか、についてはまだ

小町さんの中ではイメージが掴めない感じでしょうか?』

 

どうやらお見通しだったらしい。

 

「はい・・・。どう売ると言うのが・・どういった内容のことを指すのかが・・。」

 

よく分からなかったと素直に告げる。

些細なことでも分からないことは分からないときちんと伝えないと

知ったかぶりをして後々困るのは自分だと身にしみて分かっていたからだ。

 

『はは、これは別に難しく考える必要はないんですよ?

小町さんが今までのお店を盛り立てていく過程で

すでにされていることだと思いますし。』

 

「・・・・え、私が、ですか・・?」

 

そんな特別なことをしていただろうか・・と首を傾げる。

 

『はい。ですが、それがピンと浮かばないのはおそらく、

今の様に実行に移すために計画のビジョンといったものを

一つ一つ明確にして詰めていくという作業が

初めてのことだからなのではないでしょうか。』

 

「・・・はぁ。」

 

ということは、【どう売るか】の部分に当てはまる言葉は・・・?

(・・・一つ一つ丁寧に手で売る・・とか?な、なんだろう。)

やっぱりよく分からないまま。

・・・おまけになにか質問の意味を取り違えてる

気がしないでもないそんな状態で。

 

『難しくありませんから、そんなに構えないでくださいね。』

 

私は曖昧な笑みを浮かべて・・海苔巻さんの説明を待ったのだった。

 

第35話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所