所長のブログ記事
前回のブログで、この物価高騰の最中、
いったいどこが儲けているのか?
と書きました。
答えはまだ見つからないのですが、先日のNHKスペシャルで
「長寿企業」の特集がありました。長寿企業ということは、
いろんな景気の荒波を乗り越えて存続している企業で、
学ぶべきことが多い企業ばかりです。
悪い時には悪いなりに、良いときには良いなりに、
事業や組織の形態を環境に合わせて変化させながら
存続してきた企業です。
それと同時に家訓や理念など、絶対に変化させては
いけないものも、しっかり護ってこられた企業です。
今の時代を何とか乗り越える企業が、100年後に
長寿企業と呼ばれることは間違いないでしょう。
経営者の夢として、100年後に存続する企業にしたい、
と考えた時、今、何をすべきか、つくづく考えさせられます。
私の事務所で経営計画を立てられるお客様の中から、
100年後も健在の長寿企業が誕生することを楽しみに、
PDCコンサルティング(当事務所の独自商品です。)に
精を出していきたい、と改めて思いました。
次回は、京都のお客様に勇気を持っていただける、
長寿企業のデーターを紹介したいと思っています。
最近のニュースはガソリン、小麦などの値上げに端を発し、
あらゆる物の値段の高騰を報じています。一つの物の値上がりが、
連鎖的に全ての物の値上がりに影響を及ぼしているようです。
大企業は、製品の値上げと原価の削減を発表し、減益ながら
何とか業績を維持する方向で今期の決算予測を出しています。
原価の削減とは聞こえが良いのですが、コスト削減目標を
提示される下請け企業にとってはまさしく死活問題です。
下請け企業が支払う原価や経費だって、間違いなく高騰して
いますから。売上減少とコストアップの板挟みです。
右肩あがりのビジネスモデルが成り立たなくなって
久しいのですが、今まで何とか生き延びてきた旧タイプの
企業も、今年は、真剣にビジネスモデルの転換を図らないと
大変なことになりそうです。
私どもの経営支援能力が問われる年でもあると、肝に銘じています。
一方で、日本の中でも、きっとこの物価高騰により
潤っている企業もあるんでしょうね。
早く見つけて勉強しておきたいと思っています。
父が京都に会計事務所を開業して40年を経過しました。
お陰様で、いろんな方に支えられて今日があり、大変感謝
しています。
今回、41回目の創立記念日(5月15日)を迎えるにあたり、
情報発信を通じて少しでも、多くの方に経営や相続の参考に
していただけることがあれば、と思い、ブログを始めました。
時々、チェックしてみてください。
それでは、第1回目は、「経営理念」について書いてみます。
以前の私は、企業には経営理念がなくても商売はできる、
というか、儲けることはできる。こんな風に思っていました。
私が税理士として仕事を始めたのは平成元年で、まさし
くバブル経済の真っ盛りのころです。当時は、お金がお金を
生み、日本人がエコノミックアニマルとも揶揄されていました。
みんなお金儲けに必至で、だれが一番多く儲けて、一番派手に
使った、が、一つのステータスとなっていました。今も、そのころの
感覚が抜けきらず、反省することも多いのですが。
ところが、今、改めて、数十年以上、生き残っている企業を
見ていると、どんなに小さな中小企業でもすべて、しっかりした
経営理念を持っておられます。これは、理屈抜きです。
企業は金儲けができなければ倒産してしまうものですが、
金儲けだけを目的に経営をすると、一時的にはうまく行っても、
いつかおかしくなってしまいます。
さしたる目的もなく経営を続けられて、敢えなく倒産された企業を、
顧問税理士という立場から、たくさん見てきました。
倒産の現場には、本当に辛いものがあります。離反し
罵り合う社員や、二度と顔を合わすことが出来ない親戚など、
殺伐とした空気が充満します。
こんなことを繰り返すことが無いように、私にできることは
精一杯やろうと、数年前から経営計画に関するサービスを
開始しました。
その一つで、当所では、お客様に経営計画を立てて頂くための
セミナーを毎月開催しています。そこで一番最初にして頂くのが
経営理念の再確認です。
しっかりした経営理念をお持ちのお客様がこられると、
ほっとしますが、明文化できていないお客様にも、改めて
お考え頂くようにお手伝いをしています。
「経営理念」 と書くととっても堅苦しくて、難しいものに
感じられるかもしれませんが、私は、「お金では表現できない
企業の物差し」だと思っています。
経営に必要な目的や成果、利益などはほとんどが数字に
現せます。そこで、もう一つの物差しをもっているかどうかに、
きっと企業の存続がかかっているように思います。
その効果や必要性はいろんな書物に書かれていますので、
ここでは書きませんが、いつか、全ての企業の経営理念が
明文化される日がくることを強く願っています。会社の設立要件に
なっても良いぐらいだと思います。
最後になりますが、当所の経営理念は「企業の継続発展を
支援し社会に貢献する」です。お客様のみなさんが、経営理念に
沿って継続発展され、社会に必要な製品やサービスを提供し
続けられることを経理、財務面からサポートさせていただき、
その結果が社会貢献になればとの思いです。
どうか、感想やご批判をお寄せ頂ければ幸いです。



