親族内承継~ご親族へ事業を引き継ぎたい方
● ご親族へ引き継ぐ際に押さえておきたいポイント
親族内承継は社内外からの理解も得やすく理想的な事業承継の一形態であると考えられますが、後継者候補が複数いる場合、親族内で対立などの問題も起こりえます。
● 事例紹介
現社長は68歳、食品製造卸と、飲食店事業、2つの事業を経営している。長男の専務(40)が食品部門、次男の常務(36)が飲食部門を担当しているが、経営方針について対立。常に仲裁役の立場にある社長の死亡後、会社の安定的な経営が危惧される。

現社長は68歳、食品製造卸と、飲食店事業、2つの事業を経営している。長男の専務(40)が食品部門、次男の常務(36)が飲食部門を担当しているが、経営方針について対立。常に仲裁役の立場にある社長の死亡後、会社の安定的な経営が危惧される。

株式は100%社長が保有。

会社分割を実施することで後継者間の対立を未然に防ぐ
2事業を社長生前にそれぞれ別法人に会社分割します。両者の代表者に現社長が就任し、兄弟はそれぞれの会社の専務に就任します。社長がそれぞれの専務を育成し、それぞれの会社の株式を遺言や生前贈与により後継者へ承継します。
