おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第二十九話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第29話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点などの言葉を知った小町さん。

その後・・・

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【45,428】

ようやくたどり着いた数字に、なるほどなぁと頷く私を見て

海苔巻さんが更に説明を始めた。

 

『はは、おめでとうございます。小町さんの考え方で大丈夫ですよ。

計算もその通りです。』

 

この金額が、私のあの計画で提示した数値だと損益分岐点とやらになるらしい。

つまり、この金額より売上が少なかったら全然駄目、ということ。

 

「どうも。けど・・これが分かったら何故計画が立てやすいんですか?」

 

最初の方に説明があったかもしれないが・・もうすっかり忘却の彼方である。

改めて尋ねてみることにした。

 

『まず、1日あたりの売上でこの45,428円という金額以上を

出さないといけないということが分かりますよね。』

 

頷く。けれど、いまいちそれが何の役に立つのかあまりピンとこない。

分からないよりは分かったほうがいいんだろうなぁ、というその程度の認識である。

 

『では、それをご理解頂いた所で・・

当初の計画の金額を改めて見直してみましょうか。』

 

どうにも「?」な表情の抜けない私に、

実際に自分で立てた計画を見直してみることで

理解を深めさせようという作戦らしい。

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

私は覚え書きで半ば埋もれかけていた自分の計画のメモを発掘すると、

もう何度目になるか分からない視線をそのメモに向けたのだった。

 

第30話へつづく。

税理士法人 久保田会計事務所

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