2010年3月アーカイブ

"問題"の価値化

PDC支援事業部です。

今月はこの項が当部署からの最後の発信です。

 

今月の最初の項(3月3日発信)で約束しました通り、

問題を価値化する(課題に変える)方法について触れたいと思います。

 

まず「問題」とはなんでしょうか?

当然試験ではありませんので「質問」ではありません。

 

ここでは「問題とは、物事を成し遂げるに当たって

阻害要因となっていること」と定義しましょう。

 

"物事を成し遂げようとする"="目標を持つ"ことによって

はじめて「問題」が認識されることになります。

即ち目標と現状の格差(ギャップ)が「問題」なのです。

ちなみにこれは個人でも組織(企業)でも同じことがいえます。

 

このように考えると「問題を克服すること」が目標(理想)に近づく、

即ち「価値あるもの」に変わることになるのです。

ですから「問題」から逃げずに真正面から向き合うことが、

問題を価値化する第一歩になるのです。

 

では「問題」とどう向き合えばよいのでしょうか?

 

ある本に書いてあったのですが、この世の全てのものは

必ず"良"と"悪"、"可"と"否"、"嬉しい"と"悲しい"、

"幸"と"不幸"等々が表裏一体の関係にあるそうです。

ですから"阻害する要因"があれば必ず"プラスの要因"もあるはずなのです。

 

つまり問題の解決方法は外にあるのではなく必ず内にあるのです。

問題を自分のこと、自分達のこととして捉え、しっかり分析することにより、

その原因が内にあることに気付くはずです。

 

そうすると「この原因を取り除けば・・・」=「課題」になり、

問題は価値化され"プラス要因"も手伝って必ずや解決の方向、

即ち目標達成へと導き出されることでしょう。

 

そしてこのような思考回路を持ったヒトや組織(企業)は

必ず継続発展するものと確信します。

 

先月はバンクーバー冬期オリンピックで盛り上がりましたが、

アスリート達はオリンピックに出ること、そしてメダルを取ることが

目標ですが、その目標のために厳しい練習に耐え自分自身と戦いながら、

現状とのギャップ(問題を)一つずつ克服しながら目標を達成していきます。

それはきっと「感動」という価値を手に入れるために、

たとえメダルが取れなくても、そのこと自体が彼らの財産になることでしょう。

 

まずは「問題」を自分自身のこと、自分達のことと捉えることから

問題の価値化が始まり、「感動の経営」へと繋がっていくと思います。

 

税理士法人 久保田会計事務所

バンクミーティング(続)/中小企業金融円滑化法の使い方(続)

先日のバンクミーティングの続きです。

 

全ての金融機関に20年間のリスケ(返済期間の変更)

をお願いしました。

 

その結果、概ね全て承諾してもらいました。

 

ここまでは、まさしく中小企業金融円滑化法の威力です。

従来であれば、メガバンクといわれる都市銀行では

承諾されない場合がほとんどでした。

 

決して意地悪をされているのではなく、都市銀行の貸倒

引当率の関係でやむを得なかったのだと、

前向きに理解していました。

それが、快諾されたので、驚きです。

 

しかし、この話には少しだけ落ちがあります。

 

年間の返済額は借入金の20分の1に減額するが、

半年期日の手形貸付に変更する。

つまり、半年毎に会社の業績を見て、条件の見直しも

あり得るという内容です。

 

地銀、信金は一気に20年の返済契約に変更されました。

 

当面の返済額は同じですが、半年毎に爆弾を抱えているようで、

何とも言えない不安を残す結果となりました。

 

他にも事例が出てくれば、また、ご報告させて頂きます。、

 

税理士法人 久保田会計事務所

税理士 久保田博之

 

税理士法人 久保田会計事務所

おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第四十一話~

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第41話。

 

初めてご覧いただく方は是非

おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話

からどうぞ。

 

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

売上について、見直ししています。

その最中、出た考え方を褒められた小町さん。

どういうところがよかった見てみましょう。

++++++++++++++++++++

『ちょっと先程の単価のお話の間に別の話を

挟むことになってしまいますが・・。

説明自体はきりの良い所までお話していたので、

先に『牡丹餅』案の良い所をお話させて頂きますね。』

 

「はい、今の方が頭に残ると思うので・・・この流れで宜しくお願いします。」

 

ぺこり、と軽く頭を下げる。

 

『いえいえ、こちらこそ。

・・・では、先程小町さんが仰った「残り物も使えて一石二鳥。」ですが。』

 

同じく軽く頭を下げた海苔巻さんが続けた言葉に、

人に話すにはちょっと考え方がせこかっただろうかと恥ずかしくなる。

しかし。

 

『この考えの素晴らしい所は、余り物を出さない様にするという点です。』

 

「・・・・・はぁ。そうなんですか?」

 

手放しの褒め言葉に感情がどうにもついて行かず、

なんともぼんやりとした反応になってしまった。

 

『はい。例えば、私が経営が苦しいと仰る方のご相談を受けたとします。

先程の提案の様に売上を挙げる為の計画も大切ですが、

そう簡単に目に見える成果がすぐに出るわけではありません。

ですからそういった提案と同時にもっと削減できる経費はないか、

無駄はないかという点にも着目していきます。』

 

本当はもっと複雑な道筋があるのだろうが、

私に分かりやすく説明する為にかみ砕いて

話をしてくれているのだろうなぁと思い口は挟まず、

静かに話に耳を傾ける。

 

『そこで一つ一つの項目を検討し、見直してみると

変動費・・材料や包装費といった売上に比例して大きくなる経費ですね。

そこがネックになっていらっしゃる方が多かったりするんですよ。』

 

あくまで一例ですけれどね、と一言断りがはいり、頷く。

 

『一口に見直して無駄を無くすと言ってもその方法は

業種によって異なりますし、簡単にいかないこともあるでしょう。

ですが・・そうですね。小町さんの様な食べ物関係の

お店屋さんですと・・。鮮度の落ちやすい・・

例えば魚や野菜。そう言ったものは生で使えなくなったら

焼いたり、煮たりすることで新たな料理の「素材」として

利用が可能になります。

こうした、ロス材料の削減といったことは当たり前の様でいて。

その実、徹底されていなかったりするんです。』

 

「なるほど・・・だからさっき私は突然褒められた訳ですか。

勿体ないから何かに使えないかと思っただけだったんですけれど・・。

そういう考えって日常だけじゃなく商売をする上でも

やっぱり大切なんですね。」

 

昔からここぞと言う晴れの時以外は「贅沢はあきまへん」と

耳にタコが出来そうなくらい私達に言い聞かせ続け。

その言葉通りなんでも残さず上手に使い切っていた

祖母に思わず感謝の念を覚えたのだった。

 

第42話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

アイデアで勝負

PDC支援事業部です。

 

今回はPDC支援事業部の新人がこのブログをお送りいたします。

 

実は私、ブログを書くのは初めてですが

インターネットはよく利用しています。

利用者が投稿したレシピを検索できる

レシピ検索サイトというものをご存知でしょうか。

 

これを参考にして自分で料理を作ることがあるのですが、

やはり自分で作ったものはおいしさもひとしおであり、

工夫ひとつで外食やおふくろの味に負けないくらいの

おいしい料理を作れます。

 

自画自賛でしたね。

 

最近ではこのレシピ検索サイトの有料サービスによる

売り上げが好調だそうです。

 

このご時世、安くておいしいものを食べたいという思いは、

皆同じということですね!

 

利用者のニーズに合ったサービスや情報を工夫して提供することで、

互いの信頼関係が深まり、皆が笑顔になれる。

 

そんな仕事ができるよう私も心がけたいと思います。

 

税理士法人 久保田会計事務所

バンクミーティング

昨年、中小企業金融円滑化法が施行されて依頼、

2回目のバンクミーティングに参加してきました。

 

バンクミーティングというのは、借入金のある企業から、

複数の金融機関に、返済期限の延長や債権放棄などの

金融支援をお願いする場合に、その複数の金融機関の方に

一同に会して頂き、お願いする会議のことです。

各金融機関とも公平に同じ時間、同じ条件で聞いて頂くために

開催します。

 

そこでは、各金融機関の事情も担保の評価や保証の程度も

ことなることから、短時間にあっさり終わることは

まず少ないことはご想像のとおりです。

 

経営改善計画を説明し、

金融支援の方法(金融スキームと言います)などを説明した後、

質疑応答となります。最終的にはご同意を頂ける場合でも、

各行の利害が絡むだけに、通常はいろんな形の質問がなげかけられ、

返答する会社側や私たち財務の専門家も即答できないことも多く、

結構、緊張して望んでいます。

 

参加される金融機関が多ければ多いほど、利害調整も難しく、

場合によっては紛糾する場面もあります。

ところが、本日は9つのもの金融機関に参加して頂いたにも関わらず、

ほぼ1時間ほどで、基本的には全金融機関が私たち会社側が提示した

金融スキームに同意を表明して、支援を約束していただき、

とても円満に会議を終了させて頂きました。

 

うまくいった要因は、会社側の真摯な姿勢や、

経営改善計画の内容にあるのは、当然ですが、

中小企業金融円滑化法の影響もかなりったと思います。

 

このように、まじめに再生をめざす中小企業が1社でも多く、

新しい法律の下に再生をはかれるとすれば、

こんなに嬉しいことはありません。

 

まさしく、金融円滑化法の実力を実感した瞬間でした。

 

税理士法人 久保田会計事務所

税理士 久保田博之

 

税理士法人 久保田会計事務所