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会社と社員の一体感

2009年03月16日

松徳ガラスという会社をご存じでしょうか。

「うすはりガラス」と言えばピンとくるかもしれませんね。

極薄のガラスでできたグラスなどの

ガラス製品を製造されている会社です。

 

このグラスで飲むビールは本当に最高です。

持った瞬間空気のような軽さにまず驚き、

その後注がれたビールの味がなんとも美味しいグラスです。

 

今日の話は、お酒の話ではありません。

 

先日、この松徳ガラスさんがテレビで紹介されていました。

今回の不況を長年かかって養われた

匠の技で乗り切る老舗会社の紹介番組です。

 

一度、ホームページ(http://www.stglass.co.jp/index.html

をご覧頂ければ、いかに、すごい職人の技により製造されているか、

判っていただけると思います。

 

この美術品ともいえるグラスの売れ行きがすごいらしいです。

番組では、ここまでになられるまでの苦労話などが

紹介されていたのですが、その一つに、感動の一話がありました。

 

この会社でもかつて、売れ行き不振に喘いだ時期があったそうです。

経営者のかたは、廃業も視野に入れざるを得ない状況で

悩まれていたようです。

その時、熟練の技を持つ職人の方たちから、

「給料はなしでも、このうすはりガラスの製造を続けたい!」

との申し出があり、無事、危機を乗り越え、

今日に至ったと、話されていました。

 

どうですか。すごい話だと思いませんか。私は本当に感動しました。

この不況を乗り越える知恵は、ここにあるように思います。

 

このように書くと、単純に、賃金カットを勧めているように

誤解されると困るのですが、経営者をはじめ、そこに働く人が、

給料がなくても働きたいと思える会社になることが、

まず一番大事なことだと感じました。

 

ほとんどの会社が、全員無給で働けば(実際には最低賃金が

法律で決まってはいます)利益はでるはずで、事業の継続も可能です。

 

大手企業では、春闘と言われる労使交渉がきっちり行われ、

経営者と社員が、会社と社員が少ないパイの取り合いを

しているように見えます。

 

一方、中小企業の場合は、経営者の顔も見えやすく、

会社と社員と経営者が一体感を持ちやすいのではないでしょうか。

一体感を持ってこの不況に立ち向かい、そして生き残れば、

きっと明るい将来が約束されていると思います。

 

そして、そのために重要なのは、会社の経営理念であり、

経営者の考え方だと思います。

だれもが無給でも働きたいと思える会社になるために。

 

言うは簡単、ですが、私も、そこを目指して頑張りたいと思います。

 

では、また次回に!

 

税理士法人久保田会計事務所  税理士 久保田博之 

 

              
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