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おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第十六話~

2009年04月25日

今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第16話!!

 

前回、預金通帳を2つに増やすよう指導を受けた「たんとさん」

いまいち納得がいっていない様子・・・。

今回は、預金通帳を2つにする意味について学んでいるようです。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~では、

おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。

徐々に事務仕事にも慣れた様子です。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二話~

からはすこし時間を巻き戻して、

会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。

 

引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。

 

*******************

 

『それでは、まず何故もう一つ必要なのか、ということからお話しましょうか。』

 

教えてもらう立場ではあるのだが。

自分で納得出来ないことはしかねる。

そんな気持ちで海苔巻さんの説明を待った。

 

・・・私は変な所が頑固で、よく母に「そういう所はお爺ちゃん譲りやねぇ」と

ため息まじりに言われたものだ。

 

『通帳が2つ必要、というのは一つを生活用(つまり個人用ですね)と、

商売用に分けて使う為なんです。』

 

「・・・生活用と商売用・・・。」

 

呟く私に海苔巻さんが頷く。

 

『はい。そうやって分けることによって、

きちんと把握することが出来るんです。』

 

・・・・・。

 

『・・・そうですね、

例えば小町さんがお洋服を買うとしてお金を引き出したとします。

後で通帳を見た時に、これは何のお金だったか、と悩んだりしませんか?

勿論、領収書があれば分かりますが・・

いちいち通帳の出金を「店用」「私用」と

分けるのは大変ではありませんか?』

 

(・・・・・たしかに。)

そんな思いが顔に出たのか、海苔巻さんはひとつ笑うと話を続けた。

 

『ですが、通帳を初めから分けてしまえば話は別です。

片方は生活用なのですからこちらにお店用は含まれません。

よって、お店の管理にはもう一方の通帳を見れば一目瞭然な訳です。

いちいち私用の領収書と照らし合わせる必要はないということですね。』

 

(なるほど・・・・。)

 

『・・・納得して頂けたようですね?』

 

「・・・はい、すみません。」

 

お手数かけます、と苦笑する。

 

『では、納得して頂いた所で。

次は使い方と注意点などをお話していきましょうか。』

 

「はい、よろしくお願いします。」

 

新しい通帳を作ることになった私は、メモをとるべく鉛筆を握ったのだった。


第17話へ続く。

              
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