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おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二十二話~

2009年06月06日

今回のおにぎり屋たんと【経理編/本編】は第22話。

 

今回の「たんとさん」は、

前回お話しした「PDC」を具体的におにぎり屋たんとに当てはめてイメージしてみます。

  

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第一話~では、

おにぎり屋の小町さんが会計事務所を訪ねてから早3週間。

徐々に事務仕事にも慣れた様子です。

 

おにぎり屋たんと【経理編/本編】~第二話~

からはすこし時間を巻き戻して、

会計事務所に訪問したときの模様をご覧頂いております。

 

引き続き初めて会計事務所を訪れた小町さんをご覧下さい。

 

*******************

 

『さっきお話しした「PDCA」という言葉は、大丈夫ですよね?』

 

今度はこちらの反応を確かめながら話を進める海苔巻さん。
どうやら本当にさっきは熱くなってしまっていたらしい。

 

「はい、それは大丈夫です。」

 

うなずいて海苔巻さんを見る。

 

『では、もっとイメージがしやすいように例を出してみましょう。』

 

「例、ですか?」

 

『はい。例えば・・一つの商談が持ち上がったとします。』

 

ふむふむ。

声には出さす、相づちを打つ。

 

『するとまず最初に、その商談をどうしたいかを考えなくてはなりません。

注文をもらいたい、と考えるのなら

その方向で計画を立てる、ということですね。』

 

私の立場で考えると・・・

おにぎりをお弁当屋さんみたいに配達をしたいと考えた、とか

そんな感じなのかな。

だとすると・・

そうするにはどうしたらいいかっていうのを考えて、計画を立てるってことか。

 

『では、実際にその商談相手と話し合いをしたとしましょう。

この時、その商談で指針となるのは

最初に立てた計画、ということになります。』

 

この場合の相手は、注文をくれるお客さんかな。

注文がもらえないと配達の仕事できないし。

ええと、さっきので立てた計画をもとに

お客さんから注文をもらえるように頑張る感じだろうか?

 

『そして、結果商談がまとまった、と言うのならば「うまくいったこと」が。

残念ながら破談、となってしまったと言うのならば「改善できる点」が。

それぞれにあるはずですよね。』

 

結果、配達という試みが上手くいったのかいかなかったのか。

駄目だったのなら何が駄目だったのかを考えるってこと・・でいいのかな。

 

「・・・・ああ。それがCの"チェック"にあたるわけですね。」

 

そんな感じで行動を振り返って。

そして、その課題点を改善するようにするのが『アタック』、と。

・・・なんかちょっと分かった気がする。

あ、でもここの事務所ではそれが次のサイクルの『プラン』にあたるって

さっきの熱い説明で聞いたっけ。

 

『そうそう、そうです。今度は上手く伝わったみたいですね。』

 

にこにこと海苔巻さんが笑う。

先生に褒められた様で少し嬉しい。

 

『私達は、このPDCのサイクルを回し続けることが

会社の健全経営に繋がると考えているんです。

ですので、今ご説明したサイクルが

会社さんで確立できるようにとお手伝いさせて頂くのが、

一番最初の質問にあった「PDC支援事業部」ということになります。』

 

「なるほど・・・・。

頭の中で『謎の事業部』だったのが、

ようやくきちんと『PDC支援事業部』として

認識されました。」

 

笑いながらそう言うと、「ひどいなぁ」と苦笑する海苔巻さんの姿が目に映った。

 

もしあのまま質問しなかったら「PDCA」なんて言葉は知らないままだったわけで。

海苔巻さんの居る事業部さんもずっと『謎の事業部』のままだったわけで。

海苔巻さんが気軽に質問できる雰囲気の先生だったことも大きいけれど、

聞いてみて良かった、と改めて思ったのだった。

 

第23話へ続く。 

              
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