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財務分析

2009年08月17日

8月の後継者経営塾のテーマは財務分析です。

決算書から会社の状況を分析することが目的です。

 

一般的な分析項目としては

   総資本経常利益率

   損益分岐点比率(経営安全率)

   流動比率

   売上高経常利益率

   労働分配率

   粗利益率

   自己資本比率

   一人当りの粗利益金額

   等々

でしょうか。

 

実際に電卓を片手に決算書から数値を分析していきます。

そして、出てきた結果をどう判断するかがポイントです。

 

金融機関や証券アナリストなどがよく使われるのは、

同社の過去の数値との比較、同業者との比較、

または、黒字企業との比較などです。

 

そこで、各項目については、良いのか、悪いのかはすぐに判ります。

難しいのは、総合的にみてどうか、ということになります。

会社も人間の身体や正確と同じで、各社ごとに特徴があります。

固定費が多いよりは少ない方が良い、

利益率が低ければ高い方が良い、それはそうなんですが、

直す必要があるかと言われると、ノーの場合も多いにあります。

固定費を上げて、他社がまねできないようにするのも経営のやり方です。

 

無駄と判りきっている経費は減らすべきですが、

最も多い経費は、まさしくその会社の特徴であり、

武器であることも多いです。

 

最近ではメタボ体質なんていう、いやな表現もされますが、

太りすぎていたら何故いけないのか。

相撲では太っている方がやはり有利だと思います。

会社だって同じです。

 

要するに、いくら財務分析が上手くなっても、

それだけでは儲からないということです。

 

財務分析は単なる道具と考えて、

しっかり儲かるビジネスモデルを作り上げていくことこそ、

経営者の醍醐味ではないでしょうか。

 

そのためには、やはり経営計画の作成が重要な役割をもちます。

そのあたりは、又の機会にさせていただきます。

 

税理士法人 久保田会計事務所

税理士 久保田博之

 

税理士法人 久保田会計事務所                           

              
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