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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第四十四話~

2010年04月17日

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第44話。

初めてご覧いただく方は是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。 売上について、見直ししています。

その最中、出た考え方を褒められた小町さん。

どういうところがよかった引き続き見てみましょう。

++++++++++++++++++++

『なるほど・・。そこは美味しいおにぎりを食べてもらいたい

という小町さんにとってははずせないポイントですね。』

 

返ってきた答えに、ほっとする。

自分の・・経営理念、という程大層なものではないが

一番大切にしていることでもある。

そこを汲んで貰えたのはなんだか嬉しかった。

 

「はい。他に比べて高いと言っても・・数百円の差だったので・・。

もし削らないといけないとすれば他の所で何か無いかな

と思うのですけど・・。」

 

材料はほぼ、無駄はない。

包装、にかける分も・・ここは妥協はしたくない。

となると・・後は・・?

 

『そうですね。となると・・。おにぎり以外の商品の

包装素材などでしょうかね。

小町さんは包み紙は使いますか?

そう、自社マークが入っているような。』

 

「あ、はい。時々包装をお願いされることもありますので。

手提げの紙袋とかもあります。」

 

それをどう見直すのだろうか、と首を傾げる。

 

『包装は商品価値を高めるアピール手法の一つではありますが、

売上にどこまで影響を及ばせているか、それが適正なのか、

ということも見直すポイントになるんですよ。』

 

「・・・はぁ、というと・・具体的にはどうしたら・・?」

 

『そうですね、例えば素材自体の見直し。

そして印刷手法の見直しなんかがあげられるでしょうか。』

 

「素材自体というと・・例えば高級そうな和紙を使っていたら

それをワンランク下げる、とかですよね。でも印刷手法っていうのは・・?」

 

いまいち絵が浮かばず頭の中が「?」だらけになる。

 

『ああ、それはですね。包装用ですから当然、印刷には黒以外にも

様々な色を使いますよね。その色が多ければ多いほど、

指定する柄も手が込めば込むほどお値段も高くなります。

ですので・・』

 

「そうか。色を単色刷りにするとか、もしくは何かマークや

ロゴのデザインを特注しているなら簡素化させるということですね!」

 

ようやく納得がいって思わず海苔巻さんの説明を待たずに話してしまい・・

 

「・・す、すいません。つい。」

 

『いえいえ、そのとおりなのでどうぞお気に無さらずに。』

 

再びお茶を替えに来てくれた女の子に、

ぺこぺこと謝る現場を見られたのは・・

少しだけ、恥ずかしかったかもしれない。

 

第45話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

              
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