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「収入印紙」と『収入証紙』

2010年05月12日

こんにちは、財務事業部です。

決意表明という名の挨拶?だけで終わってしまった1回目とは違い、

第2回目は伝票の入力や月次の監査にて

『租税公課』の勘定科目で処理している

収入印紙と証紙についてお話していきたいと思います。

さて、では本題なのですが・・・

皆さんは「収入印紙」をご存知でしょうか?

そう問われておそらく「知らない、見たことはない」と言う人は

ごく少数ではないかなと思います。

お仕事の関係(契約書や手形など)で

実際に購入される方もいるでしょうし、

一般の方でも少々お高めの買い物なんかをされた時に

レシートに貼られた切手状のものを

ご覧になったことがあるのではないかと思います。

(3万円以上のお買い物などをされた場合に200円と

表記された印紙が領収書などに貼られているのを

目にする機会があるのではないでしょうか。

ただし、家電量販店やコンビニなどの場合はレシートに

あらかじめ印字されているものもあります。)

私は学生の頃、スーパーの売り場にいたので

稀にではありますが印紙を貼ることもありました。

とはいえ、「支払額が高い時に貼るもの」

そんな程度の認識であったので・・・

お恥ずかしながら、実務でも「収入印紙」といえば、

『科目は「租税公課」で「非課税」で処理する』

と丸おぼえで処理をしていました。

ですので、ある時伝票の摘要欄に

「収入証紙」と記載されているのを見て

「・・・・印紙の間違い?」と首を傾げ、うっかり修正しそうになりました。

それを止めてくれたのは文明の利器「インターネット」です。

ちょっと知りたいことを手軽に簡単に手早く調べられるのは

本当に便利ですね。

・・・話がそれたので戻します。

そのネットで調べたところ、

「収入証紙」は当たり前ですが実在しました。

先方さまの誤りではない事と私の無知さが

同時に証明された訳です(笑)

証紙と印紙、何が違うのかなと思いさらに調べてみると・・・

収入印紙は国へ、収入証紙というのは都道府県、

もしくは一部の市町村へと納める税金や

手数料であるということが分かりました。

例えば、収入印紙は印紙税や政府に対する

各種許可申請の際の手数料、罰金、不動産登記における

登録免許税、さらには各種国家試験の受験手数料の支払

などに使用され、対する収入証紙はパスポートの申請手数料や

県立高等学校の受験料、自動車運転免許の更新手数料

といったものを納める際に使用されるそうです。

なお、印紙の方は全国共通なのでどの郵便局や

印紙売り場での購入でも問題ありませんが、

証紙に関しては各都道府県ごとに用意されているので

(その性質を考えれば当たり前ですが)

ご使用の際は注意が必要かもしれませんね。

このような感じで・・・

些細なことがきっかけで以前よりも少しだけ物知りになれました。

伝票入力をしていると時々「なるほど」と思います。

今回はそんな中からの一つをご報告してみました。

なお、以下はおまけの情報なのですが。

収入印紙はどこで買っても消費税はかからないもの、

と皆さんお考えではないでしょうか?

実は、そうではなく郵便局やその委託事務を行う施設、

印紙売り捌き所など一定の場所での

譲渡に限られるのだそうです。

逆にそれ以外の場所・・例えばチケットショップ

(所謂金券ショップ)で行われる譲渡は

同じ収入印紙でも課税取引となるため、購入した側も

課税仕入れに該当することになります。

つまり、こういうお店を利用すると収入印紙自体も

通常より安く購入することができますし、

課税仕入れが多いほど消費税は少なくなるので

ちょっぴりお得かもしれませんね。

もしも「うちは印紙を沢山使う」という会社さんであれば、

一度購入する場所を検討してみては如何でしょうか?

では、第2回目はこのへんで。

また次回を宜しくお願いいたします。

              
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