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通貨単位は"むすび"

2010年05月19日

こんにちは、財務事業部です。

今回は自分が決めたテーマから少し脱線してしまいますが、

面白い地域ニュースを見つけたのでそれについて

書いてみようと思います。

 

それは書こうと思っていたネタについて、

少々調べ物をしようと皆さんご存知の

YAHOO!を開いた時に目にしたもので。

 

見出しが・・

 

「世界初!愛知県豊田市で誕生したコメ兌換通貨の凄味~

  『腐るおカネ化』で流通の加速を目指す」

 

というものでした。

 

なんのこっちゃ?と、不思議に思い記事に目を通してみると・・・。

 

通貨単位が「むすび」という地域通貨が誕生し、

「1むすび」でおにぎり一個分の玄米と交換できる

試みが始まったというものでした。

けれど、それだけではお米券となんら変わりないですよね。

勿論、きちんと違いはありました。

 

なんでも、この「むすび」通貨はコメとの交換以外でも、

飲食店や雑貨屋など20店舗以上ある協力店舗で

代金を支払う際にも利用できるのだそうです。

ただし、通常の通貨と違って交換レートが決まっていないため、

販売者と消費者が商品やサービスの価値がどのくらいなのか、

互いに決める形になっているとも説明がありました。

 

物々交換をイメージすると分かりやすいかと思いますが、

交換レートとか出てくると海外の通貨の様で

変な感じがしますね(笑)

 

そもそもこの通貨が生まれた背景には、荒廃した農山村の振興

というのがあった様で面白い取り組みだなぁと思いました。

 

この通貨は5月の1日からすでに使用可能となっていて

コメで価値が担保された地域通貨というのは

世界初なのだとか。凄いですね!

 

今、このお金が使える場所は愛知県の豊田市・名古屋市を中心とした

伊勢三河湾流域一帯だけの様ですが、いずれ定着して

他の県にも波及すればいいのになと思いました。

 

ところで、この記事の見出しに『腐るお金』と

書いてあるのにお気づきでしょうか?

何故「腐る」と銘打ってあるのかと言うと、普通のお金ならば

時間が経てば経つほど金利分だけ価値が上がりますよね。

しかし、これはお米が担保となっているので

お米が新米→古米に近づくにつれて価値が下がるのだとか。

 

そうすることで価値が下がる前に早く使いたくなって、

流通速度が上がりどこか一部の人に留まることなく

社会に循環していくわけなのです。

 

・・・すいません、少しばかり知ったかぶりをしました。

 

でも、円高になると海外旅行へどっと押し寄せる人が増えるのと

同じ様なものですよね。

とはいえ、円はいつ上がっていつ下がるとか

確実に読める訳ではないですし、

その点でいくとお米の方が分かりやすいかな、なんて思いました。

 

現在は作付けした年内の内にお米と交換しなくてはいけないそうですが、

いずれは交換可能期間を延ばすことを視野に入れているそうです。

 

せっかくなので、おむすび通貨の公式ページがあったのでそちらも

覗いてみたのですが・・。

色々載っていましたのでその一部をご紹介します。

【おむすび通貨の使い方】

1)協力・協賛店舗で玄米に交換してもらう。

2)協力・協賛店舗で支払いに使う。

3)提携イベントで支払いに使う。

4)ボランティアさんへの御礼に使う。

5)イベント出演者への御礼に使う。

6)農作業を手伝ってくれた御礼に使う。

7)贈り物にする。

8)友だちがいらなくなった物と交換してもうう。

 

想像よりもずっと通貨の使い道が多くて驚きました。

普及するとこれをきっかけに農業に興味を持つ人が

出てきたりするかもしれませんね。

また、農家の人達あっての私達の食卓ということも

思い出させてくれそうだなとも思いました。

 

それにしても・・・。

おむすびおむすびと連呼していると

私はなんだかお腹が減ってきてしまったのですが

皆さんは大丈夫でしょうか(笑)

 

ちなみに、毎週水曜日に更新されるこのブログとは別に、

毎週土曜日にも初歩的な経理の話などを盛り込んだ

おにぎり屋 たんと』というブログが更新されています。

もし、読んだことないなという方がいらっしゃいましたらそちらも覗いてみてくださいね。

 

残念ながら話の中でおむすび通貨は出てきませんが、

お米つながりでどさくさに宣伝してみました。

 

さて。3回目にしてすでに情報発信のなんたるかを

勘違いしている気がしますが、そこは温かい目でどうか見て頂いて・・・。

最終回は、会計事務所の発信するブログらしいネタで挑みたいと思います。

 

今回もお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

税理士法人 久保田会計事務所

              
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