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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第四十九話~

2010年05月22日

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第49話。

初めてご覧いただく方は

是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

そんななか前回から引き続き今回も、経費削減のポイントについてのお話。

++++++++++++++++++++

『さて。それでは先程からお話していたのは経費の削減のなかでも

変動費に焦点をあてたものだったんですが。

経費と呼ばれるものには変動費以外にも

まだあったことを覚えていらっしゃいますか?』

 

「えっと・・・材料費とかが変動費だったからあとは・・。

人件費とか売上の有無に関係なく発生する・・固定費、でしたっけ。」

 

おずおずと答えた。自信満々に言い切れない自分の記憶力に完敗である。

 

『はい、大丈夫ちゃんと合っていますよ。

今答えていただいた固定費ですが・・

こちらも削減することが出来れば

やはり利益を増やすことが出来ます。』

 

「あ、それはそうですよね。

ええと・・人件費は例えばうちだと家族の手を借りて

外部の手は最低限にするとか・・近場であればバイクではなく

自転車を使って燃料を浮かす・・とかでしょうか。」

 

現況に対して実現可能かどうかはこの際置いておいて。

いずれも単純ではあるが、思いついた削減方法を述べてみる。

 

『そうですね、具体的に例をあげるならその辺りが妥当でしょう。

ちなみに。変動費と今あげて頂いた固定費では

利益を生むという点では同じなのですが、

その貢献度・・まぁ影響力とでも申しましょうか、

それが全く違うということは想像できますか?』

 

「・・・いや、全然さっぱりです。

貢献度・・・どっちが得かとかそういうことですか?」

 

『どちらが得とは簡単に判断はできませんが、

経営の状況次第ではそういう見方で捉えることもありますね。

勿論、両方できるのならそれにこしたことはありません。』

 

「・・つまり・・・?」

 

分かったような分からないようななんとも言い難い表情を

自分が浮かべていることは想像に難くなかったが

余計な口は挟まずに先を促す。

 

『つまり、ですね。固定費・・ここでは仮に人件費としましょうか。

それがご家族の協力を得ることで年間100万円ほどの

削減に成功したと考えてください。』

 

ふむふむと頷きながら想像する。

 

第50話へ続く。

 

税理士法人 久保田会計事務所

              
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