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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第五十六話~

2010年07月10日

今回の  おにぎり屋たんと【事業拡大編】  第56話。

 

初めてご覧いただく方は

是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。

 

引き続き、売上を伸ばす為、利益を伸ばす為、

今回はさらに売れ筋商品をつくる為

どうすればいいのか考えてみましょう。

++++++++++++++++++++

 

「売れ筋商品が無い場合、作ればいいということですけれど・・・。

それってどういうことなんですか?

新作をひねり出してヒットを狙うとか・・・??」

 

自分で答えておきながら、どうすればいいのかさっぱりで

思わず質問攻めにしてしまう。

 

『まぁまぁ、どうか落ち着いて。もちろん新作もお客様を飽きさせない

という点で必要な要素なんですが、

今から説明する方法はその類のものではありません。』

 

「・・・さっぱりです。」

 

『はは、こればっかりは思いつかなくても仕方がないと思いますので

落ち込まないでくださいね。』

 

なんという意地悪。

と、私が思ったかはさておき。続く説明に耳を傾ける。

 

『さて、ではご説明いたしますと・・売れ筋を作る方法とはずばり。』

 

「・・・ずばり?」

 

『価格構成の見直し、なんです。』

 

「・・・・・はぁ。」

 

明らかに分かっていないオーラを纏った返事を返す。

もちろん、それは海苔巻さんも予想していたらしくさらに説明は続く。

 

『どういうことか、と言うとですね。価格構成を見直すことによって

売れ筋価格というものを作り上げる、ということなんです。

・・・と、言ってもこれではあまりピンとこないですよね。』

 

まさにその通りだったのでこくこくと頷く。

 

『具体的に例をあげてみましょう。

まず、小町さんのお店には100円のおにぎりと

120円のおにぎりが並んでいると想像してください。

単純に考えてやってきたお客さんの多くが手を伸ばすのは

どちらだと思いますか?』

 

「・・そうですね、やはり安い方でしょうか。」

 

『はい、私もそう思います。100円のおにぎりばかりが多く出て

120円のおにぎりは売れにくくなり、

その結果として、客単価平均は100円に

近づいていってしまうと予想されます。』

 

「でもだからといって120円のおにぎりを下げてしまったら

意味ないですよね・・?」

 

『そうですね。ただ売上を伸ばす為に設定された価格ならば

それもアリでしょうけれど利益を多く出したいのであれば

安易な値下げは止めたほうが良いでしょう。』

 

「・・ですよね・・・。じゃあ一体どうすればいいでしょうか・・・。」

 

全く想像が出来ずに首を傾げるばかりでは悔しいのだが、

かと言って考えても分かるはずもなく。

大人しく海苔巻さんの返事を待ったのだった。

 

第57話へつづく。

税理士法人 久保田会計事務所

              
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