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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第五十七話~

2010年07月17日

今回の  おにぎり屋たんと【事業拡大編】  第57話。

 

初めてご覧いただく方は

是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。

 

前回より引き続き、売上を伸ばす為、利益を伸ばす為、

さらに売れ筋商品をつくる為

どうすればいいのか考えてみましょう。

++++++++++++++++++++

 

『小町さんは販売個数を増やす為に提案したことを

覚えていらっしゃいますか?』

 

「・・え?えっと・・サイドメニューなどを増やしたりして

お客さんの選択肢を広げる・・・でしたっけ。」

 

煮卵とか、アイスのトッピング等も例として挙げられていたなぁ・・と思い出す。

(あ、お新香も選べる様にしたら面白いかも。)

ふとそんな事を思いつく。

京都といえば漬物が有名で、漬物にうるさい人も多い。

裏を返せばそれだけ漬物好きな人が多いということでもある。

実際するかどうかはともかく何かのヒントになるかもしれないと

メモを取ることにした。

 

『はは、何か思いつかれたようですね?』

 

話の途中だった、と慌てて謝るが

別に気分を害してしまった訳ではないらしくほっとする。

 

『メモはもう大丈夫ですか?では、話に戻りますね。

今から話すやり方はある意味今答えてもらった

サイドメニューと同じ方法なんですよ。』

 

「・・はぁ、同じ、ですか。」

 

『はい、つまり・・・。価格にも幅をもたせるんです。』

 

「・・??」

 

『では例を挙げて考えてみましょう。

ここに、100円と120円の商品があるとします。

そして、その内の安い方・・・100円の商品だけが売れている。』

 

まぁ、同じジャンルのものなら特にこだわりが無かったら

安い方に手が伸びるのは想像に難くはなかったので頷く。

 

『その状態でそこに150円の商品を投入したら・・・どうでしょうか?』

 

「・・・・あ。なるほど・・・・。」

 

100円と比べるから120円が高く感じるけれど、

さらにその上があると不思議なもので・・・

今度は100円は安すぎる(=あんまり美味しくなさそうな?)感じがして

120円のおにぎりを買ってもいいかな、と思ってしまう。

 

『こうすることによって今度は120円のおにぎりは以前よりも売上が伸びると

考えられます。ただし、気をつけないといけないのは全体のバランスです。』

 

「・・・バランス・・。」

 

『はい、何故かと言うと安易に売りたい商品よりも

高い値段を適当につけてしまった場合、

下手をすると「ここの店は単価が高い」という印象を

付けてしまいかねないからです。』

 

「ああ、そうか。

それでお店自体を敬遠されたりしたら本末転倒ですよね。」

 

そういうことですね、と頷く海苔巻さんに同じように相づちを打ちながら

本当に色々なやり方があるんだなぁ、と私は改めて感じていた。

コストダウンを図る、と一口に言ってもその効果の出方は全く違うものだったり、

知らないことが一杯だったと思う。

(今の私の状況だと・・・何から考えたらいいんやろう?)

そんなことを考えていると海苔巻さんは

少し考えるそぶりを見せた後、こう切り出した。

 

『今日、小町さんには色々なお話を

例を交えてお伝えしてきた訳なんですが・・。

実の所、本来は会計事務所での専門分野では無い

アドバイスもありました。

今、お話した価格に幅を持たせるというやり方もその1つです。

けれどそれは小町さんが知っていて損は無いと、

知っておいた方が良いと思われることを

私の判断でお話させて頂きました。』

 

「あ。そうだったんですか。」

 

突然どうしたのかと少し面食らいつつも、頷いて了承の意を伝える。

 

『はい。ですので・・・それらはあくまで私が今までお客様のやりとりの中で

見聞きして知った方法であることを念頭に置いて頂けますか?』

 

「・・・あ、はい。分かりました。」

 

つまり、『この通りにすればいいんだ!』と聞いたことを鵜呑みにしては

いけないという事だろうか。

会計のプロと経営のプロは似ている様で

やはり畑が違うのだろうと勝手に想像する。

 

『本来ならもっと初めの方でお断りさせて頂くべきだったのですが、

申し訳ありません。』

 

ものすごく申し訳なさそうな様子に苦笑を返し・・

 

「いえ、私が次から次へと質問をしたせいで、

そういう注釈を入れる機会を無くしてしまったのかもしれません。

お聞きしたことは凄く勉強になりましたし、

そもそも専門じゃないと言いつつも教えてくれたのは

今後の私のことを真剣に考えてくれたから、ですよね?

だから気にしないでください。」

 

『そう言って頂けると恐縮です。

とはいえ・・・専門ではない分野に関しては

軽々しく口に出してはいけないと思います。

それは、小町さんにとってマイナスになってしまうことは

避けなくてはならないからです。

ですが、小町さんをサポートするのは私1人ではありません。

必要があると判断すれば他の専門家の方と連携して、

万全のサービスを提供させて頂きますよ。』

 

そんな海苔巻さんの心強い言葉に。

 

「はい!どうぞ宜しくお願いします。」

 

私はにこりと笑みを浮かべて返事を返したのだった。

第58話へつづく。

税理士法人 久保田会計事務所

              
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