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ドメイン(事業領域)について

2014年09月03日

経営支援事業部

経営支援事業部です。

今回はドメイン(事業領域)について書いてみます。

企業が戦略を立てる上で最初にすることはドメイン(事業領域)を決定することです。

ドメインとは企業が事業活動を行う領域のことです。

ドメインの決定は投資の効果や効率が最大限活かせる市場、

要するに一番おいしい市場はどこか、

その市場でどのように自社の存立基盤を築くかが問題となりますが、

ドメインを決定することで、経営資源と社員のベクトルを同じ方向へ集中させることができます。

では、ドメインはどのように策定されるのでしょうか。

ドメインは一般的に次の3つの規定軸によって決められています。

①顧客機能(WHAT)

企業が提供する価値を示し、顧客に対して企業が何を提供できるか、

消費者のニーズをどのような形で満たすことができるかによってドメインは変わってきます。

②対象市場(WHO)

ターゲットとする市場を示し、だれを対象としているかを明確にする必要があります。

③独自能力やノウハウ(HOW)

自社が保有する技術・ノウハウを示します。

とくにここではコア・コンピタンスも考慮することも重要です。

コア・コンピタンスとは企業の中核的能力をしめすもので、

「顧客に対して他社には真似のできない自社ならではの価値を提供する企業の中核的能力」であり、

一言でいえば各企業で蓄積されてきた固有技術です。

コア・コンピタンスの例としては、ホンダのエンジンおよび駆動系技術があげられます。

戦略を策定していくうえで、ドメインの捉え方は重要です。

事業の定義をあまりにも物理的な定義(例えば、鉄道会社=鉄道事業)に限定してしまうと、

事業展開に制約が生じ、失敗することもあります。

機能的な定義(例えば、鉄道会社=輸送業)で考えると、

鉄道会社は、鉄道事業だけに縛られることなく事業展開を検討することができるかもしれません。

ただし、事業定義を広くとりすぎてしまうと、自社の競争能力や経営資源を超えた、

無理な多角化が行われ失敗することもあります。

そのためにも企業は、自社の経営資源、対象市場を明確にする必要があり、

そのお手伝いをするために久保田会計事務所の経営支援事業部があります。

経営支援事業部では、事業ドメインの決定から数値計画まで、

戦略策定のお手伝いをさせていただいていますので、

なにかお困りの際には、ご連絡いただければ幸いです。

              
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