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オープン・イノベーション

2015年10月21日

経営支援事業部

こんにちは経営支援事業部です。

先日、大阪府新エネルギー産業課が主催する

「ビジネスプラン策定ワークショップ」の今年度第1回講義に参加して来ました。

そこで第1回目とあって冒頭に、

大阪ガス株式会社技術戦略部オープン・イノベーション室長松本毅氏が

「オープン・イノベーションのムーブメントをチャンスに変える」

というタイトルで講演されました。

参加するまでは、中小企業のワークショップに何故大阪ガスの方が話をされるのか?

松本 毅氏って一体どんな人? そもそも「オープン・イノベーション」って何?

と疑問だらけで参加したのですが、講演を聞いてみてある種の衝撃を受けました。

皆さんも「イノベーション」という言葉はご存じでしょう!

最近ではアベノミクスの中で、安倍首相も盛んに発信しており、

一般的には、組織内の知を組み換え、

まったく新しい価値を生み出すこと、と認知されているようです。

さて、オープン・イノベーションとは、

古くは通産省が主導した産官学の様々な国家プロジェクトから、

近年ではP&G社のConnect&Developmentが

その代表的な例として挙げられることが多い概念です。

カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ氏によって

提唱されましたが、その新しさ故に精緻な定義が確立されておらず、

世界中で研究が盛んに行われています。

そこで、大阪ガスは2008年9月に

その名の通り「オープン・イノベーション室」を立ち上げ、

イノベーションを起こすために足りないものは何か、

自分たちは何を必要としているのか、

そうした「課題=ニーズ」を大胆にも社外に公開した上で、

それに応じてくれた他組織の力を借りて成し遂げるということを

積極的に行ってきたそうです。

その責任者が松本毅氏だったのです。

同氏の元、大阪ガスでは既に150を超える共同研究や

共同開発が実を結んでいるようです。

そして同氏の元には他の大手企業が毎週のように教えを乞いに来ているそうです。

松本氏曰く、

「もはや大手企業は、これまで"選択と集中"をやり尽くしており、

自らがイノベーションを起こすネタが薄くなってきており、

それをベンチャー企業や中小企業に求めており、そのムーブメントは今後も大きくなる。」

と断言していました。

即ち、優秀な技術力等を持ちながら

売上が伸び悩んでいる中小企業にとってはまたとないチャンスなのです。

ただ中小企業にとって大切なのは、

技術やアイデアを提供し大手企業に吸い取られてしまうだけでなく、

しっかりとしたビジネスプランを創り上げることが重要です。

そこで今回参加したワークショップでは、今回を含めて5回行われ、

自社の強み(技術力等)を徹底的に見つめなおし、

それをビジネスプランとして練り上げて、

大手企業とのマッチングに向けてプレゼンテーション出来るまでをサポートする講座です。

今回約20社が参加されており、熱心に講演・講義に傾聴されていました。

この続きは機会があれば後のブログでまた紹介しますが、

当経営支援事業部では、このような支援も行っております。

興味のある方はご一報ください。

              
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