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「経営戦略」二つのアプローチ

2016年01月20日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は経営戦略策定における二つのアプローチ方法を紹介したいと思います。

先ず初めに「経営戦略」策定における二つのアプローチ方法ですが、

1.現状から将来を予測する(フォアキャスティング)

考え方:現在の姿をもとにして、これから訪れる将来を予測する。

分析:現状分析、トレンドの予則

手法:セグメント分析、商品や顧客データ等の分析

2.あるべき姿と想定現状とのギャップを分析する(バックキャスティング)

考え方:将来を実現するために、何をしなければならないかを考える。

分析:事業の本来あるべき姿、将来の事業

手法:経営戦略策定の定石を使用

というものがあります。

さて、皆さんはどちらのアプローチで経営戦略を策定されるでしょうか?

経営戦略とは、企業がどのような商品や製品・サービスをいくらで、

どの市場に、どのような方法で提供していくのか?という企業活動そのものです。

また戦略とは、戦いを略する(省く)と書きますから、いかに戦わずして勝つかです。

特に経営資源の乏しい中小企業にとってはどの戦略を選択するかは重要な問題です。

しかし、何事も戦わず(行わず)して勝利(結果)無しですから、

どんどんいろんな経営戦略を打っていくことも大事です。

そこで、上記二つのアプローチに戻りますが、

経済が右肩上がりで成長していて、市場が大きくなっている局面においては、

上記「1」のアプローチで戦略策定を行えば良いでしょう。

しかし、現在の超成熟社会においては経営環境の変化も激しく、

「2」のアプローチが必要になります。そしてそれは次の順序で行うと良いでしょう。

①何が出来るのかではなく、何をしたいのか?(あるべき姿、なりたい姿)を決める。

②そして何故そうしたいのか?(経営理念との関連性)を定義する。

③方法論を列挙する。先駆者の戦略も含めて出来るだけたくさん挙げる。

④その中で自社にとって一番可能性のあるものを選択する。

⑤アクションプランを立てて実行する。

但し、「1」のアプローチが全く不要という訳ではありません。

当然経営戦略策定に当たっては、セグメント分析や商品や顧客データ等の分析をし、

現状をしっかり把握した上で行うことが肝要です。

また、実行した戦略がどうであったかを検証する際にも

「1」のアプローチを行っておくことが大切です。

「激しく成長しなければ、激しく落ち込む時代」において、

過去から未来を予測することは出来ませんが、

将来の結果(あるべき姿、なりたい姿)のために

今どう行動するかを決めるのが「経営戦略」策定です。

当事務所経営支援事業部では、経営戦略策定のお手伝いもしております。

どうぞお気軽にお声かけ下さい。

              
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