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資金繰り表

2017年10月18日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。

今回は、資金繰り表についてお話させていただきます。

資金繰り表は、中小企業に限らず、

全ての会社において非常に重要な明細表になります。

「黒字倒産」という言葉があるように、利益がでているにも関わらず、

資金が足りないため倒産することもあります。

それを防ぐためにあるのが資金繰り表です。

資金繰り表とは資金をどのように調達(現金収入)し、運用(現金支出)したか、

いくら会社に資金があるかを分析する資料です。

会計上の損益計算書は、信用取引を前提としている為、

損益計算書では資金の流れを正確につかみにくいという面もあります。

資金繰り表を毎日作成することで、資金の流れを正確に把握することができ、

また、将来の資金繰り表も作成することで、

将来の資金不足に対しての対策をとることができます。

では、資金繰り表を作るうえで基本的な考え方の資金の増減原則をまとめてみます。

1.利益で増加し、損失で減少する。

2.非資金費用(減価償却費)の計上で増加する。

3.売上債権の増加で減少し、これらの減少で増加する。

4.仕入債務の増加で増加し、これらの減少で減少する。

5.棚卸資産の増加で減少し、これらの減少で増加する。

「黒字倒産」の大きな要因は、「3」と「5」です。

「3」の視点で見ると売上が計上されているにもかかわらず、

回収ができなければ資金不足になります。

「5」の視点で見ると、在庫は売れた時に初めて経費になります。

つまり在庫が増えるということは、資金は既に減少していますが、

それがいつまでも現金化されず滞留され、さらに経費にもならず、

結果として会社は黒字でも、資金不足になります。

今回は、資金繰り表の大切さと、

資金の増減の基本的なことをお話しさせていただきましたが、

これをしっかり理解されていれば、資金繰り表をご自身でつくることは簡単です。

しかし、将来の資金繰り表となると、

しっかりと事業計画をつくらないと、難しいかもしれません。

経営支援事業部では、資金繰り表の作成はもちろんのこと、

事業計画についてもサポートさせていただいております。

資金繰り表についてお困りのことがございましたらお気軽にご相談頂ければ幸いです。

              
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