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中小事業主掛金納付制度で、会社でもiDeCoに加入できるようになりました。

2018年06月27日

財務事業部

こんにちは、財務事業部です。

経営者の方も、従業員の方もiDeCo

(確定拠出個人年金)に加入されている方は多いのではないでしょうか。

iDeCoは払ったときは全額所得控除、

もらったときは公的年金と同様の控除を受ける事ができるため、

節税と将来の保障の両方を考えて加入されている方が増加しています。

このiDeCoについて、従業員のiDeCoの掛金を会社が負担する

『中小事業主掛金納付制度』が今年の5月にスタートしました。

[制度の条件]

中小事業主掛金納付制度は、事業主が必要な手続きを取った場合に、

既に加入者である従業員の掛金に上乗せして支払うことができる制度です。

少額からスタートして、定期的に掛金を変更することが出来ますので、

従業員に対する福利厚生としてiDeCoの活用方の幅が広がったこととなります。

ただし、この制度にはいくつかの条件があります。

□事業主の要件について

・従業員が100名以下であること。

・企業型確定拠出年金、確定給付企業年金または

厚生年金基金を実施していないこと。

・労使合意をすること。

□掛金について

・加入している従業員の掛金の上乗せしか出来ず、

事業主負担のみでの拠出は出来ない。

・掛金は職種、勤続年数等ごとに定めることが出来ますが、

それ以外で不当に差別的な取扱いとならないようにしなければならない。

・従業員と事業主の掛金の合計が

月額5,000円から23,000円の範囲内としなければならない。

など

□ 納付方法について

・事業主が従業員負担と事業主負担をまとめ、

従業員の掛金の支払と同時期に払い込みする必要があります。

[税法上の取扱]

従業員が負担した分は、これまで通り小規模企業共済等控除として

年末調整か確定申告で所得控除の適用を受ける事ができます。

事業主負担分は企業の損金として計上する事ができます。

人材不足が顕在化し公的年金も不安視されている中、

従業員さんが安心して働ける環境作りは非常に大切です。

そのための手段の一つとして活用できるのではないでしょうか。

              
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