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フィードフォワード

2019年12月11日

経営支援事業部

こんにちは、経営支援事業部です。


今回は経営管理において非常に有用なフィードフォワードについてお話させて頂きます。



まず、フィードフォワードに似た言葉としてフィードバックというものがあります。

フィードバックとは、簡単に言うと過去の振り返りで、

経営上の問題点を洗い出すことを目的とします。

それに対してフィードフォワードは、

将来に向けた解決策の手段を検討することを目的としています。

この違いについて実際に行われている経営管理に落とし込んで、

もう少し詳しく説明させて頂きます。


皆さんの会社でも、単年度計画を作成し、

1ヶ月が終わればその月の予算と実績を比較し、

計画との乖離があればその要因を分析する、という、

一連の流れで経営管理を行っておられるかと思います。

この過去の分析を目的とするのがフィードバックです。


フィードフォワードは、

単年度計画を作成し、月の途中で予算と実績を比較し、

そして月末の着地を予想する。

そこで計画乖離が予想されるのであれば、

その段階で計画達成に向けての改善施策を検討、実行し、

計画達成を目指す、という一連の流れで経営管理を行う手法で、

過去でなく将来にフォーカスしている点がフィードバックとの大きな違いです。


このフィードフォワードを行う上で最も重要なことは、

月末の着地をしっかり予想する、ということです。

例えば月の真ん中で、売上実績が計画と比較して今どのくらいか、

そしてこのまま行けば月末にはいくらの売上になるのかを、

明確に予測することで月末までに達成すべき目標が具体的な数値として出て来ます。

具体的な目標数値がでてくれば、月の後半でやるべき事が明確になり、

そして実行することで計画が達成できます。


このフィードフォワードの実施を月の間に数回できれば、

その都度、行動計画は軌道修正され、実績は目指すべき計画数値に近づいていきます。


ちなみにこの予想の数値は、もちろん営業利益や、

経常利益を予想するのがベストではありますが、なかなか中小企業では、

そこまで正確な予想をその都度実施するのは難しいかと思います。

ですので、最初は売上等の一部について限定的に行って問題はないと思います。


このフィードフォワードとフィードバック、どちらが大事かということはなく、

どちらも大事で、この2つを組み合わせることで

より高いレベルでの経営管理が実践できます。


私たち経営支援事業部は、フィードフォワードからフィードバックまで

会社の経営管理のお手伝いをさせて頂いております。

どうぞお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。



              
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