KUBOTAX BLOG

KUBOTAX BLOG

  1. HOME
  2. KUBOTAX BLOG
  3. コロナ禍における中小企業の現状(中小企業白書より)

コロナ禍における中小企業の現状(中小企業白書より)

2022年03月02日

経営財務部

こんにちは。税理士法人 久保田会計事務所 経営財務部です。

今回は2021年版中小企業白書(上)よりコロナ禍における中小企業の現状についてご紹介いたします。



【中小企業の現状】

・コロナ感染症の影響により、中小企業・小規模事業者を取り巻く環境は大きく変化し、

企業経営にも甚大な影響が生じた。

・業況や業績、設備投資の状況は悪化した一方で、ソフトウェア投資の重要性が高まった。

・補助金、助成金や資金繰り支援策の効果等により倒産は低水準であった。

・雇用環境では、非正規雇用を中心に影響が出ており、

従業者規模の小さい企業の雇用者数が減少した。

・一部の企業では依然として人手不足の状況が続いている。

・中小企業の労働生産性は長期的に横這い傾向で、大企業との格差が存在している。

・我が国の開廃業率は国際的に見て相当低水準であり、

中小企業全体の生産性を向上させていく上での課題となっている。

・今後もコロナ感染症の影響による厳しい状況が続くと見込まれる中、

中小企業は多様な経営課題に対応することが必要となる。




【危機を乗り越える力】

・先ずは足下の資金繰り確保が最優先である。

・自社の財務基盤を再点検し、支援策や支援機関も活用しながら、

事業継続に向けた策を検討する体制を整えることが重要である。

・時代が変化する中で、変化を事業の機会(チャンス)と捉え、

前に進んでいくことは、平時に限らず、有事でも重要な取組である。

・自社の経営理念や今後の経営戦略について検討し、今を好機と捉え、

感染症以外の事業環境の変化にも目を向けながら、

事業を見直していくことが企業の再びの安定と成長に繋がっていく。

・デジタル化の推進を一つの起点として、

従来の業務スタイルの脱却と新たな事業モデルの確立を目指していくことが重要である。

・事業承継の意向としては、親族への承継を希望する経営者が多いものの、

親族外承継にシフトしている。

・事業承継実施企業のパフォーマンスは、総じて同業種平均値を上回っている。

・M&Aに対するイメージは「プラスのイメージになった。」と感じる経営者が多い。

・M&Aを売上、市場シェアの拡大など成長戦略の手段として検討している企業が多い。



オミクロン株の先行きも見通せず、厳しい状況が続きますが、

これを機会に自社の財務基盤や経営戦略を総点検して、

世代交代や事業承継で新しい風を入れて危機を乗り越える力を身につける必要があると思います。



当事務所では、20年以上前から中小企業の健全な継続発展を支援することで、

社会的インフラの一役を担っているものと自負しています。

ご相談のある経営者の方は、遠慮なくご相談下さい。



税理士法人 久保田会計事務所では法人税や所得税等の税務申告だけでなく

相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。


京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。


地下鉄丸太町駅より徒歩1分、税理士法人 久保田会計事務所に何でも御相談下さい。


お待ちしております。



              
KUBOTAXマガジン 経営を応援するメールマガジン

検索

月間アーカイブ

お気軽にお問い合わせ下さい
電話によるお問い合わせ
075-222-1234

平日 9:00 ~ 17:30

Webからのお問い合わせ
お問い合わせフォーム