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『経営者のための読むコーチング』第1回「経営承継の決断①」

2022年06月21日

所長

『経営者のための読むコーチング』シリーズは、

経営上のいろんな決断の場面を想定して、その時、何を考え、何を決断するのか、

読むだけで頭の整理をして、気づきを得て頂くことを目指しています。

では、本題に移ります。



京都には200年を超える老舗企業がたくさんあります。

私どものお客様にも数多く十数代目の社長がおられます。

脈々と経営を引継、事業を継続されるのは大変なことです。心から敬服しています。



さて、今回は、そんな大変な経営承継の場面です。

先代から経営を承継することは、

十数代目であっても二代目、三代目であっても基本的には同じような悩みを抱えられます。

そう言う私も会計事務所の二代目経営者です。



ある時、三代目経営者になる予定の28歳の方から質問されました。

「経営者になるって何をすることですか?」

「対外的なお付き合いに顔を出して、地域や同業の経営者と付き合うことでしょうか?」


突然の質問だったのと、適当に答える内容では無かったので、

咄嗟にその場で何と答えたかは、忘れましたが、

後日、改めて経営承継についてお話する場を作って頂いたのを記憶しています。



確かに、事業に関わって日が浅く、会社の全貌も分からず、

さらに先代経営者とのコミュニケーションも希薄な状況では、

悩む以前に、何をして、何ができて、何をしなければならないのかも

全く分からないのも無理はないです。



このような場面で、後継者の方や初めて会う経営者の方にいつも聴いているのは、

次のようなことです。

・御社のビジネスモデルを簡単に説明して頂けますか?

・難しいことではなく、何を仕入れて、何を売って、何で利益を上げていますか?

・そのビジネスモデルの特徴、他社との違いを教えて下さい?

いかがですか。しっかりした経営者は、この質問にすらすらと答えられます。

簡潔にも説明して頂けるし、こちらからさらに質問すると、より詳しくお話して頂けます。

一方で、この質問に困られた方は、

まずは、社内の状況を見渡して、この質問に答えられるようになるのが経営承継の第一歩です。


その時に、「人・物・金・情報」に分けて会社の状況を把握されると良いでしょう。

会社のビジネスモデルの特徴が見えてくると、その先の事が気なってきます。

今後起こりうる社内外の環境の変化にどう対応するか、

何が課題か、今まで意識してこなかったことが気になってきます。


ここで、将来の可能性を感じて、やる気が高まってくればしめたものです。



では、次回は、その先の後継者としてのゴールについて書かせて頂きます。



【自己紹介】

事務所を承継して依頼「オープン経営」に取り組んできました。

企業が業績や企業の方向性を社内にオープンにしていくことで、

経営者と社員の利害を一致させ、全社員が同じ方向に協力し合う経営環境を造れます。

そのメリットは計り知れず、経営者が1人で悩んでいたビジネスモデルの更新や、

経営戦略の実践に抜群の力を発揮します。そして、経営者の内向なストレスをなくします。

とは言え、社員が会社の将来を不安に思わないか、

お金の使い方について批判されたり追求されたりしないか、

正しく理解してもらえるだろうか、などなど経営を公開することに不安はつきません。

閉鎖的な会計事務所業界にあって、オープン経営に取り組み、

そして成果を上げてきた私自身の経験も踏まえて、

「オープン経営」に取り組まれる経営者のお手伝いを積極的にさせて頂いています。




税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく

相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。


京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。


地下鉄丸太町駅より徒歩一分、税理士法人 久保田会計事務所に何でも御相談下さい。

お待ちしております。



              
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