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『経営者のための読むコーチング』第4回「経営ビジョン」

2022年09月09日

所長

『経営者のための読むコーチング』シリーズは、経営上のいろんな決断の場面を想定して、

その時、何を考え、何を決断するのか、読むだけで頭の整理をして、

気づきを得て頂くことを目指しています。

では、本題に移ります。



前回は、事業の目的としての経営理念に関して質問させて頂きました。

今回は、その経営理念を実現するために強い味方になる「ビジョン」について書かせて頂きます。

前回に引き続き後継者に限らず、すべての経営者に共通するコーチングです。

ビジョンとは、経営理念を実現した姿を可視化したものと考えています。

経営理念がしっかり定まり、我が社の存在意義や存在価値を社員と共有できた状態だとします。

向かう方向に迷いはありません。

では、その方向にどの程度のスピード感で、どんな行動を具体的に起こせばいいのか。

ここが肝心です。



そこで、具体的な行動を考える前に、仕事を通じて感じる最高の瞬間を、

先に、明確にしておきましょう。

明確にすることで、その瞬間を得るために、

具体的に何をすればいいのかがわかってくるはずです。

経営理念は、すこし抽象的で、大きな方向性や考え方を示してくれますが、

この最高の瞬間は、極めて明確なワンシーンです。

このワンシーンが明確であればあるほど、目指す結果を社員全員で共有しやすくなります。

そして、経営理念への理解もより深まっていくことでしょう。



この最高の瞬間を言葉で表現したものが『ビジョン』です。では、お尋ねします、

・「ああ、良い仕事をしたなぁ!」と思った仕事のシーンはどんな感じでしたか?

・将来、この瞬間を味わいたい、と思うシーンはどんな感じですか?


決して一つのシーンに拘る必要はないです。いくつもあって当然です。

是非、社員にも尋ねてみてください。

その中で、経営理念を実現できたと思えるものを、経営者の言葉で表現して下さい。

きっと良いビジョンができあがります。



では、次回は、この最高の瞬間を得るために何をするのか、

「行動指針」について書かせて頂きます。




【自己紹介】

事務所を承継して以来「オープン経営」に取り組んできました。

企業が業績や企業の方向性を社内にオープンにしていくことで、

経営者と社員の利害を一致させ、全社員が同じ方向に協力し合う経営環境を造れます。

そのメリットは計り知れず、経営者が1人で悩んでいたビジネスモデルの更新や、

経営戦略の実践に抜群の力を発揮します。そして、経営者の内向なストレスをなくします。

とは言え、社員が会社の将来を不安に思わないか、

お金の使い方について批判されたり追求されたりしないか、

正しく理解してもらえるだろうか、などなど経営を公開することに不安はつきません。

閉鎖的な会計事務所業界にあって、オープン経営に取り組み、

そして成果を上げてきた私自身の経験も踏まえて、

「オープン経営」に取り組まれる経営者のお手伝いを積極的にさせて頂いています。




税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく

相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。


京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。


地下鉄丸太町駅より徒歩一分、税理士法人 久保田会計事務所に何でも御相談下さい。

お待ちしております。



              
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