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e-Taxの利便性向上について
2025年06月25日

こんにちは。税理士法人 久保田会計事務所 経営財務部です。
今回はe-Taxの利便性向上施策について紹介いたします。
[e-Taxの利便性向上施策とは?]
国税(法人税や所得税など国に納める税金)の税務申告を電子で行う際に使用するサイト、
e-Taxの利便性を高めるための様々な施策です。
[最近の利便性向上施策の具体例]
① マイページ機能の強化(2023年9月実施)
法人情報などを総合的に確認できる「マイページ」の提供が開始されました。
これにより、納税者や税理士は法人に紐づく情報(申告状況、納付状況等)を一か所で閲覧でき、
情報収集の効率が大幅に向上しています。
② WEBシステム統合による操作性向上(2024年~2025年にかけて順次実施予定)
e Taxソフトと関連する各種WEBシステムの統合が進行中です。
これによりアプリ間の移行やログイン手続きが簡素化され、
ユーザーはストレスなく操作できるようになります 。
③ スマホ申告機能の拡充
2023年後期からスマートフォン専用の画面デザインを導入。
給与所得や雑所得などに対応し、源泉徴収票をスマホで撮影して自動入力する機能も実装されました。
スマホ完結型の申告体験が具体的に進化しています。
④ キャッシュレス納付・電子納税の普及促進
国税庁は2025年度までにキャッシュレス納付割合を40%に引き上げる目標を設定。
インターネットバンキング、ダイレクト納付、クレジットカード納付、スマホ決済といった選択肢が拡大し、
納付業務における非対面・ペーパーレス化が加速しています
[利便性向上によるメリット]
① 納税者の利便性の向上
24時間365日スマホやPC経由で税務申告や納税が可能になることで、紙の書類の保管の手間が減ったり、
金融機関や税務署に訪問することなく手続きを完結できるようになるため、税務に関する手続きが
省力化できます。
② 顧問税理士に変更があった場合の届出関係の処理漏れの削減
これまでは顧問税理士に変更があった場合、個人情報や機密情報の関係から、クライアントが
過去にどういった届出をしていたかの確認をするために個別に問い合わせをしていましたが、
マイページ機能の強化により、過去の届出状況の確認がしやすくなりました。
これにより、税務申告に関するミスの削減ができます。
② 行政側の利便性の向上
書類処理・管理を省力化することで、申告を受けた行政側の管理コストも削減することができます。
③ ペーパーレス&キャッシュレス対応
環境負荷の軽減や取引の透明性向上につながっていきます。
[単なる「ツール」から「包括支援」へ]
技術の進歩により、事務処理の手間が削減されてきています。
これらのツールを使いこなし、ツールの機能や利便性を最大限に引き出すことで、単なるツールだけでなく
ツールから得られるものを活かした包括的な支援が求められると考えています。
弊所でも各部署の持つ特徴を最大限に活かし、単なる業務代行(ツール)から、
包括支援(ビジネスパートナー)へ進化できるよう、努力を重ねていきます。
税理士法人 久保田会計事務所では、法人税や所得税等の税務申告だけでなく
相続対策や事業承継のお手伝いや経営コンサルティングを通してお客様の継続と発展を支援致します。
京都で50年間積み重ねた経験が、きっと皆様のお役に立つものと信じております。
地下鉄丸太町駅より徒歩一分、税理士法人 久保田会計事務所に何でも御相談下さい。
お待ちしております。
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