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デジタル遺産の相続トラブルを防ぐための生前整理

2026年06月24日

資産承継部

近年、終活の一環として「デジタル遺産」の整理が大きな注目を集めています。

毎日のように使っているスマートフォンをはじめ、ネット銀行、証券口座、SNS、
毎月定額で支払っているサブスクリプション(定額課金)サービス。

これらはすべて、本人が亡くなった瞬間に「デジタル遺産」へと姿を変えます。
現金や土地といった従来の財産と大きく違うのは、デジタル遺産が「目に見えない」という点です。

そのため、万が一のことがあった際、家族がその存在に気づけず、手続きが遅れてしまうケースが
少なくありません。

元気な今のうちに、生前から準備しておくべき3つの項目について解説します。


1. スマホのロック解除
デジタル遺産を整理する上で、最初の関門となるのが「スマホの画面ロック」です。

現代のスマホはセキュリティが強固なため、ロックが解除できないと、銀行アプリの確認も知人への連絡も、
すべての手続きがストップしてしまいます。

防犯上の理由から、紙のノートに直接パスコードを書き留めるのが不安な場合は、スマホが標準で備えている
「遺品整理機能」を活用するのがおすすめです。

iPhoneの「故人アカウントの連絡先」や、Android(Google)の「アカウント無効化管理ツール」を利用すれば、
万が一の際に家族など信頼できる人物がデータにアクセスできるよう設定できます。


2. アカウント情報のリスト作成
「お金」と「人間関係」に関わるものを最優先にリスト化しておきましょう。

具体的には、通帳が発行されないネット銀行やネット証券、暗号資産、電子マネーといった金融資産のほか、
LINEやInstagramなどのSNS、クラウド上に保存された写真データなどが該当します。

これらのログインIDとパスワードは、紙のノートに手書きでまとめ、通帳や印鑑などの重要書類と一緒に
保管していることを家族に伝えておきましょう。

紙での保管が不安な場合は、パスワード管理アプリを利用し、そのアプリを開くための
「マスターパスワード」だけを共有しておく方法もあります。


3. 「有料サブスク」の整理
最後に見落としがちなのが、有料サブスクリプションサービスです。

動画や音楽の配信サービス、スマホアプリの月額課金などは、本人が亡くなった後も、
家族が解約手続きをしない限り料金が引き落とされ続けます。

IDやパスワードが分からない状態での解約手続きは、サポートセンターとのやり取りなどに
何ヶ月もかかってしまうケースが少なくありません。

まだ使っているサービスを無理に解約する必要はありませんが、すでに使っていない
不要なサブスクがないか、元気なうちに一度見直して整理しておくことが大切です。


まとめ
デジタル遺産の生前整理は、意識がはっきりとしていて、スマホの操作がスムーズにできるうちでなければ
進めることができません。

まずはスマホの緊急連絡先や遺品整理機能を登録するといった、負担のない簡単なところから、
少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。





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