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おにぎり屋たんと【事業拡大編】~第四十六話~

2010年05月01日

今回は、おにぎり屋たんと【事業拡大編】第46話。

初めてご覧いただく方は

是非 おにぎり屋たんと【事業拡大編】第1話 からどうぞ。

限界利益・損益分岐点を学び計画を見直しています。

しかしなかなかうまくいきません。

そんななか今回は、経費の削減を考えるうえで、「相場」についてのお話。

++++++++++++++++++++

『小町さんは相場を知っていたらどういう時に便利だと思いますか?』

 

私があんまりその重要性が分かっていないことが分かったのだろう。

けれど、そのまま答えを教えるのではなくあくまで答えを自分で考えさせる

ヒントに留めるあたりが海苔巻さんらしいと言えた。

 

「・・・う~~~ん?そうですね・・・。」

 

相場相場・・・と呟きながら想像する。

どんなシチュエーションの時だろうかと。

・・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・。

 

「・・・・・あ、電気屋さんでのお買い物!」

 

思いついた!とばかりに声を出す。

家電製品を買う時は少なくとも本命の店以外にも数店舗は見て回るし、

チラシなどでもチェックしていたのを思い出したのだ。

 

『ああ、それは良い例えですね。では、何故そう思われたんですか?』

 

続いて質問が出されて、さらに考える。

 

「それは・・同じメーカーの製品や、違うメーカーの物でも同じ性能を持つ

製品なら少しでも安い所で買ったほうが得ですし・・」

 

私の言葉にうんうん、と頷く海苔巻さん。

しかし言葉を挟むつもりはないらしく、先を促すように黙って聞く体勢の様なので

そのまま言葉を続け・・・

 

「それに、『どこそこの店ではいくらだった』って値段を伝えたり

チラシを見せたりすると同額かそれよりも少し安くしてもらえ・・・・・・あ。」

 

最後まで言い切る前に、海苔巻さんの『相場を知る大切さ』の意味に気づく。

 

『そう、その通りです。普段の生活で普通に行っている行為なのに、

「商売」でも使わない手はないでしょう?』

 

「・・・そうですよねぇ・・。」

 

よく考えればスーパーでの買い物だって、それぞれどこでなら何が安いかを

きちんと把握しているのに。

例え何十円かの割引でも売り切れる前に手に入れることが出来たら

妙に達成感があったりする。

 

『【商売だから】と言う様に難しく考えないで、小町さんの普段の感覚を

経営に反映させていくので充分効果があるんですよ。

ほら、先程お聞きした余り物を出さない、というのも同じことです。』

 

なるほど、と今度は素直に頷いたのだった。

 

 

第47話へ続く。

税理士法人 久保田会計事務所

              
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