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競争優位の戦略

2012年04月25日

経営支援事業部

こんにちは経営支援事業部です。

 

市場への新規参入や代替品の存在など

自社を取り巻く環境が目まぐるしく変化し、

それに伴う競争も激化していくなかで、

自社が他社との競争に打ち勝つための経営戦略を

練る際にはどのようなことを意識しなくてはならないのでしょうか。

数回前のブログでも「戦略」について書かせていただきましたが、

もう少し具体的な例としてM.Eポーターの「競争優位の戦略」という

3つの戦略の方向性をご紹介します。

 

1つめはコストリーダーシップ戦略(低コスト戦略)です。

これはスケールメリットや経験曲線効果を得ることにより

競争企業よりも同種製品を低コストで生産・販売する戦略です。

ただし、競争企業がこの戦略を模倣すると利益を度外視した

価格競争が行われてしまう恐れがあります。

 

2つめは差別化戦略です。

これは自社製品に買い手にとって魅力的な独自性を

打ち出すことによって価格以外の優位性を築く戦略です。

ただし、他社の模倣により独自性が喪失してしまうリスクがあります。

 

3つめは集中戦略です。

これは市場を細分化し、自社の能力にマッチした一部の

顧客に焦点をあてて、細分化された市場の中で製品面、

コスト面で優位に立つ戦略です。

ただし、その市場が一定以上の規模を持たない場合には

事業として成立しないリスクがあります。

 

中小企業はこの3つの基本戦略のうち、

どの戦略を選択するのがよいのでしょうか。

一般に、中小企業は大企業よりも経営資源が限られているケースが多く、

大規模な設備投資によるスケールメリットを活かした

コストリーダーシップ戦略をとることは考えにくいでしょう。

であれば差別化戦略か集中戦略を選択することになると思います。

 

どちらの戦略をとるにしても、自社製品や技術水準の強み、

弱みを徹底的に分析し冷静に自社の現状把握を

行うことが必要となってきます。

そのうえで経営者の想いやビジョンを加えることにより、

他社にはない独自性(優位性)を確保することが

できるのだと思います。

 

当事務所では分析から経営戦略策定のサポートまで幅広く

支援させていただいております。

また、丸一日をかけて自社を考える

「将軍の日(中期経営計画立案セミナー)」というものも

毎月開催しています。

少しでもご興味があればお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

 

              
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